根深ネギ(太ネギ、白ネギ、関東ネギ、東京ネギ) 〜 長くて太い葉鞘部を、土寄せ、軟白し、その軟白部を利用する。
 下仁田ネギ(殿様ネギ) 〜 群馬県・下仁田町の特産品です。根深ネギと違って、葉部も太くて柔らかなため、
                   すき焼きなどの鍋物に非常に適した品種です。甘みが強く、栄養価が高く
                   ガッチリと太く短い白根はもちろん、柔らかな葉部も美味しく食べられます。

 長悦・長宝・夏扇2号・ホワイトタワー 〜 我が家の代表的な栽培品種、特に長悦ネギは今まで難しかった
                           5・6月出荷を可能にしています。ということで暖地でも周年(執念)出荷が
                           出来るようになりました。

葉ネギ(細ネギ、青ネギ) 〜 土寄せ、軟白をせず、よく株分かれ(分げつ)した緑葉を利用する。
 万能ねぎ(福岡) 〜 福岡県の朝倉町の葉ネギが「博多万能ねぎ」として九州から東京に空輪されています。
               この「博多万能ねぎ」はフライト野菜とかジェットネギとも呼ばれています。



 ネギの原産地は、中国の西部、中央アジア北部からアルタイ、バイカル地方であろうと、推測されています。
華北・東北地方を中心に、軟白した白根を主として利用する太ネギ群が分布し、華中・華南・南洋地方には、
葉を主として食べる葉ネギ群が発達しました。また、華北・華中を中心に、万能型の兼用種が古くから栽培されていました。

 日本への渡来は、朝鮮半島を経て8世紀以前と言われています。
もっともネギは、古代には神事や祭事の時に、神に捧げる野菜として使われていましたので、
もっと早く入っていたのかも知れません。



 ネギには、カロチン(ビタミンA効果)、ビタミンC、カリウムを多く含まれていますが、
カロチンは緑色部分にのみ含まれています。食用部分で考えますと
栄養的には根深ねぎより葉ねぎの方が優れていると言えます。

 そんな意味では、関東の根深ネギ(軟白部分)は、栄養的はあまり高くありませんが、
硬いため捨てられてしまう葉の緑色部分には、相当量のカロチン、ビタミンCを含みます。
葉を出来るだけ捨てずに、みそ汁などに利用したいものです。また、ネギは寒ければ寒いほど甘みが増すとも言われ、
土の下で冬眠しながら白い部分にタップリ糖分を貯えます。特に、厳寒期に耐えた下仁田ネギは、味が良いだけでなく、
タンパク質や薬効成分も、他のネギの三倍近くも含んでいます。



 漢方医学の立場からも、ネギの効能はよく知られております。
ネギ類の持つ魔除け、厄除けの民間信仰とも密接に結び付いていたのでしょう。

 民間治療でも、ネギはよく使われています。昔の子供達は風邪をひくと、焼きネギで湿布し、
刻みネギとウメ干しを入れた熱いお湯を飲まされました。
 
 ネギは身体を温め、発汗を早め、痛みや痰を取り去り、その上、胃腸を整え、グツスリ眠らせて、
身体に力をつけると言う総合作用を発揮します。また、硫化アリルには、体内で硫酸を作り、
解毒作用に役立つとも言われています。さらに、便秘、整腸、利尿、神経痛などにも薬効を示します。



 冬の鍋料理「すきやき」「水たき」「どぜう鍋」に入れられるネギ、
細く切りそろえた白髪ネギと一緒に食べる「北京ダック」、「赤ちょうちん」の焼き鳥のネギ、
飲んだ後の「ざるそば」に添えられるネギ等々、ネギは本当に味の引き立て役、最高の薬味として、
料理のつまとして愛されています。

ネギは食欲増進剤、文字どおりの薬味です。

薬味以外に利用するネギ料理と言ったら、焼鳥で肉の臭い消しを兼ねて串刺にされるか、
ネギ筏と相場が決まっています。しかし、石倉か深谷ネギの軟白物をサット茹でて、辛みの強い大根をおろして、
ポン酢と共に、このネギにかけると、和風サラダの出来上りです。
マヨネーズやドレッシングで食べる洋風サラダも良いですが、こんな食べ方も、時には如何でしょうか。
お年寄りは勿論、若い方にも意外とウケると思いますが。また、グラタンやマリネにネギを利用しても美味しいですよ。
ネギをソバ、うどんの薬味から解放し、料理素材として見直したいものですね。

秋冬葱 (長悦.長宝等)

播種時期 植え付け時期 収穫時期 ポイント
3月15日頃 7月上旬 11月より2月頃 夏場の高温乾燥に対しての管理が大変
3月下旬 8月下旬 1月より4月頃 苗の管理をしっかりすれば 作りやすい作型

この作型が 一年間の収量の 約7割を占めています。 食べても この時期の葱が一番おいしいです。
収穫期間が 長く出来るのが他の作物にない利点だと思います。

春・夏葱(春扇・羽緑・夏扇) 

播種時期 植え付け時期 収穫時期 ポイント
10月上旬
(ポット苗)
11月下旬 5月下旬より7月 作りやすい作型 花芽を抑えることが出来れば多収が望まれる。
11月上旬 3月下旬 8月中旬より11月 この作型だと苗の管理が難しい、9月 10月の平均価格は一番良い
 平成17年5月15日現在 


作付け面積は 広いのですが収量が 冬葱の6〜7割程度しかありません。 5月.6月の葱は 少し硬いのが難点
夏葱の時期には、北海道産の品質の良い葱が入ってきます

昨年からチェーンポット育苗を始める。
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