本事業のねらい
地方圏では、若年人口の定着は、地域活性化の鍵である多様な人材の確保という面からも最重要課題のひとつであり、そのような観点から多様なUJIターン施策が取り組まれています。しかし、今や若者の二人に一人は、大都市圏で生まれ育ち、地方の暮らしを知らない時代です。価値観の変化等に伴い潜在的に高まりをみせている、UJIターン志向を、現実の動きにつなげていくためには、生活体験のない若者に生活の場として地方を認識する機会を用意することも、長い目で見たときに、必要ではないかと考えます。また、そのような機会は、同時に受入地域にとっては、フレッシュな感覚を持つ外部の目から見た、地域の取り組みの評価の機会として意味あるものと考えます。平成16年度政府予算案に盛り込まれた本事業は、以上のような考え方から、大都市圏の若者に、地方圏における地域の暮らし、地域づくりへの取り組み、地域産業等を体験する機会を提供することを通じて、地域の活性化やUJIターンの促進に資することを目的として実施するものです

   う〜ん、わかるような、わからんような…。つまりは!?





今、うちには、可愛らしい新人さんが2人やってきています。
今日も真っ赤な顔をして一生懸命汗をながしていました。
彼女たちがやってきた経緯はつぎのとおり
【若者の地方体験交流支援事業(地域づくりインターン事業)】
とい、国土交通省と地方公共団体(上津江村)の事業であるそうだ。
そして、うちが、そのホスト?
















せっかくなので、その二人の学生さんが毎日、この上津江村でどうやって生きているか(笑)
生活しているか、何を感じているか…を聞かせていただこうと思います。

では、まず私、とま子から二人のご紹介を…。

お2人の名は  
みかちゃん & マスミン  です。

●どちらも色白のお嬢さん。帰る頃にはどんなお肌になっちゃうの?とちょっと心配。
●片方はメイク上手の元気もん!目力あり!
●片方は素で勝負のお風呂あがりのようなほんわかタイプ?!
●でも、2人とも、きっとかなり根性ありと推測。
●2人が笑っている時、どっちかの笑い声が印象的!どっちだろう。観察中!。

まあ、余計な私の第一印象はさておき、


  簡単に“素”の自己紹介をして下さい。(履歴書風はだめだめ)
みかちゃん マスミン

はい!私が多分メイク上手の方です。テクニック的な化粧によって素顔は隠していますが、(
とま子は見た!必死で働き、汗を流し、現われたあなたの素顔を!)今回は“素”の自己紹介ということなので…正直に書きます(笑)
私は、京都にある立命館大学の学生です。学部は法学部なのですが、法律の勉強はかなりハードで毎回テスト期間になる度にあたふたしてます。そんな中で自分が興味をもってやまなくなったのが、政治行政の勉強でした。ということで、こちらの研修に導かれてきたということです!

そして現在上津江村にきてやっとみつけた将来の夢のための第一歩として日々忙しく研修を受けています。こちらにきて後悔したことは…いつのまにか趣味になってた写真撮りで使ってきたミノルタのカメラを実家に置いてきてしまったこと(T0T)作業の邪魔になるかと小さいカメラを持ってきましたが、写真を撮れば撮るほど後悔の念が…なので、この気持に負けずバンバン写真を撮って行きたいので皆さんどうか、恥ずかしがらないで下さいね!それでは宜しくお願いいします!
そうなんです。みかちゃんは、写真魔!私が口あけてトマト収穫してたりすと“ぱちっ”うっ…とま子ショック。

ちょっと長かったので、カットした自己紹介(失礼!)かいつまんでご紹介。
●愛媛出身のみかちゃんは大学に入り初めていったスキー場。初スノボで、初骨折!!!! 私が母なら泣くばい!(笑)
●自動車、バイクの免許までもっとるのに立派なペーパー(とほほ)

どうか元気でかえっておくれ…。


はじめまして! 日々 素で勝負です。あははは。
出身は東京都、大学は茨城県の筑波大学です。生物資源学類3年、主に農業や農村について学び中です。これからの時代は農業ダロウ!
(そうだそうだ!!)と勝手に思い込み、とりあえず実際を見てみようと上津江村にやってきました。
農林業には可能性があると思います。 まだやれることが沢山ある。
半人前な自分ですが、上津江村では精一杯学んでいきたいです。

趣味は芝居です。やるのも見るのも舞台を作るもの大好き。
皆で、毎日毎日毎日日付をこえて一緒に一つの芝居を作ります。一つの公演が終わると家族のようになっている、そんな感じが好きです。
(ほんと素敵だな〜…。社会人になって続けるのは大変だと話したけど、それからの長い人生こそ、大好きなことと関わっていってほしいな、必要な栄養だと思うばい。なんて。by大人とま子)

あとは動物。元々は獣医になりたかっただけあって、動くものを見るととにかく触りたくなります。いつかはアフリカに行って野生動物を見たいと夢見ております。
(うちの白くて大きいあの子は気に入っていただけたかしら…白くまじゃないばい)

(そうそう。何日か前、帰りよる時、野うさぎが出てきて、道の真ん中、私の車を先導して走ってくれた。光を追いかけるらいい…。夜道は危険。たぬきにもご用心!)


滞在中、色んな方にご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞ宜しくお願いします!


こちらこそ。




体験調査員との往復書簡

8月10日(火)                           
みかちゃん
★とうとう★上津江村にやてきた。これからどんな生活が始まるんだろう。緊張のあまり、今日会った全ての人の前でビクビクしてしまった。何をやってるんだ私!2週間しかないんだから、しっかり学んで帰ろう!積極的に行動的に。

 今日の行事といえば、まず村役場の方々に会って役場の担当の河津栄次郎さんに、村の案内をしてもらった。「上津江村には思っていた以上に色んな施設がある!」これが第一印象である。詳しいことは、徐々にわかっていけたらなと思いつつも、今日はマスミンと2人とも朝が相当に早かったため大変眠かった。

★ファーマー田中★
お父さんとお母さんと顔合わせ。そして夕食へ。ちょっと小じゃれたお店で、おいしい定食をいただく。少しずつ自分のことを話していく。まだまだ2人とも硬い。『これからお世話になります!宜しくお願いします!』この気持伝わったかな。
緊張しててごめんなさい。。
ファーマータナカより:
【到着】
若い2人がやって来た。
買出しと夕食を兼ねて早速隣の小国町まで出かける。
当村にはコンビニはおろか、スーパーもないのだ。
CAFE風「役場ん前咲いた」で食事をしながら、歓談。
それにしても今時、こんな殊勝な学生さんがいるとは驚きだ。
というより、こんな時代だからこそいるという逆説なのか。
30数年前の自分を振り返ってみれば、70年安保のためやむを得ず政治的無関心ではいられなかったが、地域づくりとか、農村だとか、そんなことは微塵も思わなかったはずだ。
夏休みともなれば、「日本の隅っこで愛を叫ぶ」ため、遠距離恋愛中の今のカミさんの元へ一目散。愛と欲望の単なる自己中だった。
愛は風化し、我儘な欲望の方だけは益々健在。
フレッシュな刺激を期待したい。


8月11日(水)
マスミン

栄次郎さんによる村内案内パートU。
役場の朝礼→トライウッド→道の駅→わさびとり→もやいの森→すぎっ子保育園
と昨日に引き続き色々回る。

●トライウット
藤川さんが森について延々と熱く語ってくれた。奥さんは白石美帆だと言い張る藤川さんに、ブーツ脱臭剤に異様に食いつくみかつん(笑)。
それはさておき、藤川さんの情熱には驚かされた。林業だけどサービス業を目指し、何よりも山側が自信を持ってPRすることが林業にとって大事だという。「欲を持て」という言葉に、伸びようとする気負いを感じた。また、「地域づくりは恋愛といっしょ」ともおっしゃっていた。相手のため、お互いのため何かしてあげたいという気持が大切だと。う〜ん、そうだなぁ。求めるばかりじゃだめなのも、近くの相手ほど粗雑に扱ってしまうのも恋愛の特徴。でも、難しいけれどおもしろいですよね。

●わさびとり
山中の獣道をたどると、突如目の前に開けるわさびの園。
どころどころ枯れているが(?)、澄んだ水が段々になった畑に流れ、青々と繁ったわさびが群生している。私達もわさびを掘らせてもらい、その場でかじる。 
からい!!毒薬のようにからい!!!!
そのまま2.3コお持ち帰りさせて頂きました。うれし〜。

●すぎっ子保育園
とにかく元気がいい!カールおじさんとアバレンジャーをくり返しおどり、追いかけっこをしつつ持ってきてくれる替え下着やバックを見、パズルをしつつダンボールバスに乗りました。もう最近で一番汗をかきました。
次の世代を担っていくこの子たちには、いっぱい上津江村のいいところを体験してほしいものです。


ファーマータナカより
【お断り】
お断りしておかなければならない事がある。
というのも、当方は上津江村における典型的な農家ではないと言う点だ。
当村では、自給的あるいは、家族労働的農家(米と、きゅうりしいたけ牛等)が標準であろう。
ファーマータナカは所謂新規就農者であるためもあり、施設栽培の単一作物栽培(実際はサラダ菜とトマトの2品目)で、その上養液栽培のため土を使わない農業なのだ。
又、村にとっては雇用の拡大が己の社会的使命だと勝手に思い込んでいる節があり、自転車操業にもかかわらず、何人かのパートさんにお手伝いいただいている。
従って、伝統的家庭料理もあるはずもなく、山村からくるイメージ=土の香り、有機農法、堆肥、民家、ほほえましい夫婦愛等とは対極にあるかもしれないので、このあたりは、他の体験交流で感じ取って欲しい。
ただ、山村と都市との交流が叫ばれ、現に、村外からの流入者がある(数はまだ少ないかもしれないが)のも山村の現実の一面であり、ヨソ者(表現の善し悪しはともかく)への、又ヨソ者からの視点も参考になればと思う。
【歓迎会】
ファーマータナカは何でもやるからには一生懸命やるタイプだと自己分析している。
只の酒好き、宴会好きという、他人の分析も一方にはある。
ということで、村を挙げての盛大な歓迎会を企画はしていたのですが、あいにく、基幹作物である、きゅうり、しいたけ、トルコキキョウ等が、お盆前後の超繁忙期であったこと、お盆は田舎にとってはハレとケで言えばハレにあたり、都会に出て行った息子娘や孫達が帰郷していること(道路にいつになく車がたくさん停まっていたでしょう)、只単にファーマータナカの人望が無いこと等の理由により、数百人(桁違い!?)の動員しかできなかった事をお詫びします。
それでも、バーべキューはもとより、地区住民からのいくつかの心を込めた差入れと、早川開発課長の無料マジックショー、手作りトマトパスタ、自家製サラダ菜、試作中のベビーリーフに免じてお許しを。
しかし、一方で、貴女達の志しが、ある村民にとっては他人事であり、又その事は村民の地域づくりに対する意識レベルの証左であるともいえます。
合併を目前に控えた今、この事業が、そして貴女達の来村交流体験が、私達村民が、今までのような作ってもらう村ではなく、作っていく村にしていくための、一つの大事な出発点やきっかけになるのだということを一人でも多くの村民に知らせていきたいと思います。
ハードスケジュールの中、お二人の頑張りを期待します。


8月12日(木)
みかちゃん

★元気もりもりおばちゃんたち!★
おばちゃんなんていったら怒られるかな。朝が早いサラダ菜の作業に関わらず、それはそれは元気いっぱいな女性たちだった。温度の高い暑いハウスの中ではキビキビ動かなければ逆に作業が終わらず大変なのだ。1時間ごとに少しずつ休憩をする。水分を摂取しなければ脱水症状になるし、倒れてしまうからだ。2回目の休憩でお茶菓子をいただいた。とろとろしてりゃあ「あんた、おまんじゅう嫌いなの?!」と(^ー^)。お父さん、のっけから本当にハードでした。(笑)
でも、これからの上津江村のでの生活には十分のサラダ菜作業で、とても良いスタートを切りました!!

★これがトマトの木?!★
お昼からはトマトハウスへ。トマト作業は午前中収獲や分別作業などをし、午後からは下葉取りをするのだ。だから今日はお昼から下葉取り。
…って、ウワサのトマトの木に出会った!はじめ、「トマトがこんな風になるなんて!」と本当にびっくりした。
ファーマータナカから「これは大切な作業」と聴く。早朝から起きてる、そして前日の疲れなどから体力もギリギリ。作業もずっと立ちっぱなしで足が棒のようになる。ハウス内の暑さでボーっともなる。
でも…地道な作業だが「これを続けなきゃトマトが育たない!」と思うと頑張らなきゃ!と思う。そして初日の作業は終わった。

夜には私たちの地元の方々を田中さんが集めてくれて、座談会をした。
色んな話を聴く。(が、このことはまた後に書こうと思う)
今日はこれで布団に入る。夜は本当にすぐ眠れる。
2人ともバテバテだった。明日も頑張ろう!
ファーマータナカより:
【農業体験・・・サラダ菜@〜オバサン世代】
のっけから、ちょっとハードだったかな。
たぶん村の中で一番元気がいいのは、このオバサン達の層です。
子供を育て上げた自信、親父をコントロールしてきた自信、家を守っている自信・・・。村を現実に支えている世代だといえます。
テキパキとした作業処理能力だけでなく、経営者的視点で仕事に取り組まれている素晴らしい方々もいます。
【農業体験・・・トマト@〜農作業】
収獲は午前中で終わっていましたので、株の手入れをしてもらいました。
人間は農を業とするようになってから、収獲以外に様々な作業を抱えることとなります。トマト栽培でいうと、芽かき、誘引、下葉取り、防除、出荷作業等です。
この施設の水平放任栽培というやり方はそれでも省力化栽培ということで、芽かき、誘引等の作業はありません。
しかし不要になって枯れかかった下葉は除去してやらなければなりません。
下葉は残ってていると、病気の発生原因になったり、栽培環境が悪化(日があたらない、空気の流通が悪くなる)したり、病害虫防除が不完全になったりします。
気が遠くなるような、地道な作業ですが、経営を大きく左右する大切な仕事です。

【村民有志座談会】
この事業の受け入れ先に決定した時、担当課から、体験スケジュール案を立てる様にとの事だったので、数百のプランを立てていました(嘘です)。
ところがフタを開けてみると行政によるスケジュールがぎっしり。
そんな訳で、あのような支離滅裂な座談会になってしまいました。
本当は、村づくりを考える会、中津江で頑張っている人の会、新規就農者の集い、地区住民との懇親会、農林業関係者の会等を考えていたのですが、日時の関係で一同に会してもらった次第です。
よく言えば個性的、普通に言えば海千山千、悪く言えば変人奇人で、大変失礼しました。なにせ、自己紹介だけでほとんど終わってしまったのですから。
ただ民主導の交流もぜひ持って欲しかったのです。
我々サイドから言えば、単なる傍観者や、評論家的なスタンスや愚痴の言い合いではなく、村の構成員である1村民実践者として、小さなことからでも具体的アクションに繋げていかなければいけないと思っています。
藤川氏の美味な手打ち黒(?)蕎麦がせめてもの救いでした。感謝感謝!!


8月13日(金)
マスミン

今日は一日中トマトの作業の日。
お母さんやみきさんをはじめ、だいたい5.6人で作業をするもよう。

AM9:00
まず赤くなりかけたトマトをもぐ。次に虫食いや裂果などを分け、軽く選別する。そして選んだいいトマトを計りにかけ、水に沈めて品質を見定めたら箱に詰める。選定は難しくて私達には出来ない。

PM13:00
下葉取り。枯れた葉や茎を取っていくのだが、これが結構タイヘン!ずっとやっていると頭がボーっとする。
最後に掃除をして終わった。確かにこうして育てているとトマトがとても大事に思えてくる。田中さんのトマトが「森のトマト姫」という名前になったのもうなずける。
田中さんは人を雇っているからこそそこで繋がりができ、またヨソ者でも多少は地域に受け入れられると言っていた。
農業は本当にその土地に根ざしたものなんだと感じた。逆に言えば農業は農業の地域や土地がないとできないものである。農業ができる、独自の文化を作れる地域であることは誇れることだと思う。
私は農業に関わって生きて生きたいと思っているけれど、故郷に田畑はない。住み慣れた、好きな土地から出なければ農業に関われないのだ。
目下思案中の21才でした。

PM19:00
酒呑童子太鼓(シュテンドウジダイコ)の練習を見る。かなり本格的で、迫力があって、かっこいい!太鼓の音が体中に響いて気持がいい。
先生もとても情熱的で、こういう大人が近くにいるという事も子供達の成長にとって大事なのだろう。子供達が大人になったときに、帰ってきてまた一緒に演奏できるようにと、10年は曲を変えないそうだ。
保育園でもそうだったが、子供は元気がいい。このまま大きくなってそのパワーを上津江に分けてほしいですね。

ファーマータナカより:
【農業体験・・・トマトA〜農産物価格】
収獲は農作業の中でも一番楽しい作業です。
思った通りのものが出来た時と、市況が高い時は、隠そうとしても顔がデレデレになっています。
今年は雨が降らなくて豊作のせいや市況の長期低落傾向に歯止めがかからず、野菜の市況は全般的に思わしくありません。
農協→市場という野菜の一般的流通を前提にすると、ここに恐ろしい事実が存在します。
それはせりと呼ばれる特殊な販売方法のため、なんと売価が決まっていないということです。
お百姓さんはいくらで売れるかわからないものを作っているわけです(米や直売直販は除く)。経営計画が建てられない出たとこ勝負なのです。
高い時はなるべく安く、安い時は徹底的に安く売買され、それでも安値の時に量販店の売価があまり変わらないのは誰が得していいるのでしょうか。
地産地消の高い理念によるだけでなく、経済的、経営的にも直売所や直販の意義がここにあります。

※最近の大分県の青果物の販売価格の資料参照。


8月14日(土)
みかちゃん

★お休み★
上津江に来て初めてのお休み日
4日間、怒濤の日々を送り、今日は2人とも昼ぐらいまで休んだ。
昼からお父さんが小国まで買出しに連れて行ってくれる。
車酔いをしてしまう私は、いつも大きく窓を開け、新鮮な風を空気を浴びながら山を降りる。そして車の中ではいつもお父さんといろんなことを話す。トマトのこと、サラダ菜のこと、村のこと、お父さんの以前の生活のこと…etc。

今日は、ついでに小国町を少々うろうろしてみた。
上津江からは約15分。隣の町、そしてこんなにも近い隣の県。小国は上津江より都会である。(お盆休みのせいか?)若い人もいっぱいいて自動車も沢山通っている。ただ、こっちでは歩いている人を見ることはない。距離があるから、歩きじゃとても遠いということからだ。
そして、お父さんがドライブしてくれた。ここは「まちおこし」に成功したとこだそうだ。確かに田舎の雰囲気をいい感じに残しつつも、活気があるような気がする!そして上津江と同じような山の中に、沢山の人々が訪れる【そば街道】という所にも行った。上津江はこれからどうしていけばよいのだろう…と思う。

★お祭り★
夜には役場の中村さんが、「川原夏祭り」という年に一度の夏祭りに連れて行ってくれた。ここに来て、はじめて「こんなにも人を見た!」と思うくらい、子供に大人にといた。先日お邪魔した保育園児が覚えててくれたらしく、寄って来てくれた。めちゃめちゃ嬉しかった!ウォーターボーイズや、魚手づかみ、早飲み大会など、皆みんな楽しそうだった。「上津江って、いいとこかもね〜♪」って思う。
ちなみに人生で初めて5匹も金魚をすくったよ!!締めの花火も最高だった。
ファーマータナカより:
【酒呑天童子太鼓】
上津江村を担う次世代の子供達のパワーはどう感じただろうか。
一つの目標に向かって結集することによる力を、少なくとも私達村民より実体験していることだけは、間違いなさそうだ。
【そば街道・・・観光による地域づくり】
5日間突っ走ってきたので、午前中は一息入れて、午後から小国町へ買出しに行く。
帰り道にちょっとだけ足を延ばして「そば街道」を見学に連れて行ってみた。
午後3時過ぎだというのに、駐車場は満杯。ためしに店のあるほうに坂道を登って行ってみると、なななんと数十組もお客が入店を待っていた。
私が人伝に聞いて最初に訪れた時も、出口のない樹海に足を踏み入れたようで、絶対道を間違ったと確信した程の山の中だ。
聞くところによればまだ8〜9年位のはずである。
人が来さえすればいいのか、という問題もないことはない。
しかし、当村の近隣の黒川温泉に年間136万人、阿蘇圏だと1900万人もの観光客が訪れているというから、おこぼれにあずかっても凄い人数になる。
又時間的にも、例えば私が就農してもう丸7年だから、この位の期間でこの雲泥差以上の凄まじさはおおいにヒントになると思う。


8月15日(日)
マスミン

休日。温泉に行く日。
朝TVをつけようとふと目をやると、TVの横に15cm以上はあろうかという巨大ムカデが!!!!みかつんは朝風呂で不在。ヤツは体をくねらせ上半身を立ち上げて素早く這いずり回っている。卒倒しそうになりながらも殺虫剤を噴射。狂ったように暴れるヤツ。最終的に動かなくなったので、窓から捨てました。
亡くなった彼は10cmくらいに縮んでました。(本当に縮むんですよ!)
あー上津江恐るべし。

今日は農場も私達もお休みだったので、黒川温泉に連れて行ってもらう。
途中大観峰に立ち寄った。生憎の霧でまわりの景色はほぼ真っ白。おかしい。日頃から善行に励んでいるはずなのに。しかし、同じ山なのに上津江の山とは大きく違う。上津江は杉しかないが阿蘇は牧草地である。標高の差なのかな?それとも産業の差?昔は山1つ分で木を買う人もいたという、上津江の在りし日の姿が偲ばれる。夏だというのに阿蘇は涼しく、観光客も大勢いる。きれいに整備された黒川温泉も観光客で賑わっていた。温泉よかったです。人が来ないとお金は落ちない。地域にお金が無いのなら何とかして人を呼ばなければならない。それは移住者でも観光客でもどちらでもいいのだが。
上津江はお金が無いということを住民の方は本当に知っているのだろうか。決して地域の責任ではないけれど、多額の税金が村に渡され、その金で使われもしない施設が立てられることをどう思っているのか。役場の人は手作りの豆腐が出来なくなったら可愛そうと言って税金をつぎ込むが、では、東京都中央区月島の、下町のおばちゃんは手作りで豆腐を作り続けられたのか?昔は月島も豆腐売りがラッパを鳴らし、自転車で家々を回っていたと父は言う。
今はもうそんな光景はない。東京は資本主義ですから。
東京には文明はあるが、文化がないと聞いた事がある。文化を残せなかった事、安らげるふるさとになりえなかった事は東京の失敗なのだろう。
上津江はどうか、文化を残して欲しい。豆腐だってそうだ。残したいものがあるのなら、自分達で育てて欲しい。PRしてほしい、売ってほしい。
それが、東京とは違う、世界で唯一の、上津江という地域を作っていく事に繋がると思う。
知恵も知識も少ない若者が勝手なことを書きました。
見当違いだったらごめんなさい。

ファーマータナカより:
【青年団女子部との交歓会&夏祭り】
上津江村の若い&若いつもりの(失礼)女性のパワーは感じられただろうか。
【黒川温泉・・・観光による地域づくり その2】
連日連夜の御乱行(したくてもそんな場所ありません)ではなく、お勤めも大変だろうということで、観光による地域づくりの調査シリーズその2と称して、交流体験の汗も流してもらおうと、黒川温泉に行く。
その前に212号を南下し、ミルクロードに上がってすぐの所にある、大観峰に立ち寄る。
徳富蘇峰が名付けたというこの地から眺められる横たわった涅槃像(阿蘇5岳)や雲海は、どちらかの日頃の行いが悪いため一面の霧で全く見えない。
悪あがきで、スカイパークあざみ台というビューポイントにも足を延ばすが、オバサンがススキを盗んでいるのしか見えなかった。
さて鄙びた温泉にすぎなかった黒川温泉のこの変貌ぶりは何故なのか。
この問いに答えられるのなら、私だって買わない宝くじが当るのを夢見る必要も無い。
少なくとも、そこに仕掛人(次世代、Uターン、婿養子等=新しい人材の存在)がいること、1旅館だけの利益追求ではなかったといったところは、押さえておくべきだろう。


8月16日(月)
みかちゃん

★待ちにまった★
トマトジュース作り。
今日は研修の中でも楽しみにしてた、トマトジュース作りである。先週とったトマトがジュースになっていくのを見れるなんて!
朝トマトを運ぶため、軽トラックに乗った。マスミンと2人、後部の荷物置きに乗り、朝の空気が気持いい中、風を切りながら、作業場にむかう。(後部の特等席に大はしゃぎ!これもいい体験かな)8時前、本日一緒に手伝わせていただく方と顔合わせ。67歳という平崎さんに、トマトハウスでの作業も一緒になったことがある久美さん。その後早速作業に入った。約100kgもの大量のトマトのヘタ取り、腐った部分の取り除き作業から始まり、トマトを煮ていく。様々な作業をしていくうちに、だんだんとトマトジュースになっていったことが嬉しかった。4人だったためか、いつもより早く終わったみたい。良かった。ほっとした。(普通は休憩もないくらい大変みたいです)
15時過ぎに、平崎さんが近くでアイスを買ってきてくれた。4人で食べる。
最高に幸せ。そして、この研修に来て、沢山の人に出会って、そして沢山のことをお話できるのが、本当に楽しい。
これも全て、忙しい中私達のことを考え、スケジュールを組んでくれてお世話してくださってる 田中さんお父さん、お母さんのおかげだ。感謝したい。そして、心よく受け入れてくれる村の皆さん。ありがとうございます。

★めちゃめちゃうまい!★
夜は、配送に一緒に連れて行ってくれた。配送はお父さんが日田市内や小国町のスーパー、大山の「木の花ガルテン」など、自ら足を運ばせて届けているのだ。自分で売り込んでいく田中さんの姿は、すごいと思った。日田市内で車を走らせている時「ディナーサービス」という商売を行っている車を見て、連絡をしてみたと言っていた。「うちのサラダ菜はどうですか?」と。
農家の方は、全ての人がこのような取り組みをしているわけではなく、農協にお願いするという形もあるのだ。前者にも後者にも様々なメリット、デメリットがある。お父さんは日々美味しいトマトやサラダ菜を作った上で色んなことを考慮して販売していることがお話の中でうかがえた。作る側、食べる側、売る側、買う側…流通されていくトマトやサラダ菜に関わる全ての人にとって、納得する条件で契約されていくのが最高の契約だと考えるが、実際には様々な困難があるのだろうと思った。まとまりのない文章になってしまったが、ただ一つ言えるのは、私はニューファーマーズファクトリーが日々もっともっと好きになっていると思う。

夕食は大山にある、木の花ガルテン 「農園レストラン」という所で食べた。めちゃめちゃ人がいる。これには本当びびった!何故?でも食べて納得。
『おいしい!』どう表現するか難しいが、これはまた行きたくなるお店だと思った。地元の野菜を使った料理、都会では食べられない味、そして好きな食べ物を好きなだけというバイキング方式。お客様の心をぎゅっとつかんじゃった感じ。
でも、上津江にも負けない食べ物がいっぱいあると思う。
大山のように上津江のものを色んな人に食べてもらいたい。知ってもらいたい、上津江のこと。そして、私の勝手な意見だが、大好きな地域になりつつある上津江には、もっともっと人が来てほしい。上津江を好きになってほしいと思う。
ファーマータナカより:
【トマトジュース製造体験@】
二重釜や殺菌槽のためのボイラーの蒸気が充満し、狭い加工場はまるでサウナ状態。
結構大変な作業です。
ほんとうにご苦労様でした。
当社のトマトは美味しさを追及するあまり、様々な規格外品が普通の栽培方法より沢山できてしまう。
ある程度のものは直売所等で販売できるのであるが、ひどいもの(例えば裂果で汁がでるもの)は廃棄するしかない。
豊作貧乏という言葉があるが、市況があまりに低迷した時等に、畑にそのまま収獲した農産物を漉き込んだりしているのがテレビで放映されたりして、「何も捨てることはないだろうに。」と誰もが思うのだが、ファーマータナカも経験してみて解ったのだが、捨てた方が赤字が少ないのである。
せっかく手塩にかけて育て上げた農産物を廃棄する時の百姓の悲しみは桜井幸子にフラれるのに匹敵するほどのものだ。
どうにかならないものか→ジュースか何かに加工できないものかという思考パターンは至極当然だが、実行するにはたいてい問題が山積しており、結局は断念してしまう事が多い。
金策に走って転んだり、瓶が割れてたとか、キャップが開かないとクレームがきたり、容量が5ml足りないと指導勧告があったり・・・。
これ以上離縁の種を播いてはいけないのに、結局抱えきれない程の荷物をまたまた背負い込んでしまった訳なのだが、「美味しい。」の一言に何とか救われているのである。
捨てる悲しみに比べれは、何のこれしきと思ってくれれば、いい体験となったことでしょう。
【木の花ガルテン・・・直売所】
ジュース製造体験が終わるや否や、日田市方面まで、配送に連れ回す(実際農作業の前後の早朝や夕方以降に駈けずり回っているのも事実なので)。
せっかくなので、木の花ガルテンのY店長に事前にアポをとり、少しお話を聞かせて欲しいと依頼すると、心易く引き受けていただいた。
2人共、真摯に体験を重ねれば重ねる程、悩みや疑問が増大していくのではないだろうか。
だからここで木の花ガルテンや大山町、農協のサクセスストーリーを聴かせる事は、正に諸刃の剣とも言えるのだ。
こう考えれば、こうやればいいのかと眼から鱗とも言えるし、あまりの落差にますます袋小路に入り込んでしまうとも言える。
だが傍で一緒に聴かせてもらってみると、
@ 大山町も昭和35年位は同じように貧乏な地域であった。
A 政府が推奨する米を作らなかった。
B 女性に負担がかかる牛馬の追放運動をした。
C 全ての行動は農家の所得向上という理念のもとに行われている。
といった点は大いに参考になった。
Y店長もノリノリで、大幅に時間も延長していただいた。
そのため、直売所の良さばかりが強調されている昨今、負の面である売残りを見てもらうのを忘れてしまったのを付け加えておきます。
又、売上や組織が肥大化するに従って、生産者あっての木の花ガルテンであるということを忘れつつある面があるという点も敢えて苦言を呈しておきます。


8月17日(火)
マスミン

トマト作業・合併地区懇談会の日。

AM9:00〜 収獲、ジュースの包装。
トマトの収穫から販売される直前のジュースまで、全ての行程に関わらせてもらえてとても嬉しい。数日お手伝いしただけだけれど、確かに形がよくおいしそうなトマトがとれると、磨きたくなります。

PM1:00〜 古株を切り倒す。
1年以上経って古くなったり、病気になったりした株は倒して、新しい株を植えかえるのだそう。
まず、古株のまわりの網の枝葉を巻き集め、下に落とす。
それから中心の幹も取り、新しい株のために向こう三軒をきれいに掃く。

PM7:30〜 合併地区懇談会。
今日は、合併に際して、議員の定数と任期について村長が説明する会だという。人がどんどん来て、あっという間に40〜50人くらいの人で埋まる。しかし女性と若い人はほとんどいない。
村の人の質問にも熱がこもる。村の人の上津江への愛着を感じ、少しほっとする。
全体的に感じたのは、役場・議会側の話の段階と、村の人の話の段階の差である。役場はもう合併に向けた最終段階なのに、村の人はヒラメ事業の赤字の追求や、合併するかどうか住民投票をすべきだという話をしている。
すべての人がすべての説明会に出れるわけではないのは分かるが、意思疎通の少なさを感じた。本来なら合併には関係ないような話題も出ていたし。
議会の話し合いを村報に載せてくれという意見があって、それはいい考えだと思った。
最初、私は役場の人と村の人はもっと身近な関係なのかと思っていた。役場の人はほとんどの村の人と顔見知りのようだし、会えば村の人も相手が役場の人だとすぐ分かる。しかし実際は、村側が一方的に何かをし、住民側はそれを批評するだけの関係に見える。今日の会でも、誰かが「観光施設をもっと作ればいいじゃないか」と村側に言っていた。
どうせやるのなら、最初は役場主導でも、そのうち住民が心から取り組めるような事業ができればいいのだが。
ファーマータナカより:
【農業体験・・・トマトB〜栽培技術】
当社のトマトは糖度を上げるため特殊な栽培方法を採っており、様々な工夫をしています。しかし、季節による味や収量の変動があり、年間を通しての品質の均一化はなかなか困難です。
※ 栽培方法等の特徴を記した資料参照。
【合併地区懇談会】
芸能人並のスケジュールの中、今夕は川原地区の合併地区懇談会に出席というプログラム。
住民の体温をうかがい知れるいい機会になるとは思う。
ファーマータナカは自分の地区の懇談会に後日出席するので、事前の刺客として送り込んでおこう。
さて、日田地区の合併論議は8月24日の最終協議に向けて、未確認項目である議員定数問題の説明と、いよいよ合併しますよという事を最終確認してほしいといったところだろうか。
「合併やむなし。」でスタートし、「合併やむなし。」で幕を下ろすということになるのだろうか。
今更ではあるがこの書簡欄を利用して私見を少し書いておこう。
フランスには36000余の市町村があり、平均人口は1600人だという。
上津江村にちょっと毛が生えた程度の大きさだ(平均だから、もっと小さい村がゴロゴロあるのではないだろうか。)。
イタリアやドイツもこれよりやや大きいが、日本のように人口が○万人以上でないと行政の単位としては認めないという発想はもともとない。
住民の身近な行政は住民の手が届く範囲で構成されるべきだという、民主主義的な地方制度が尊重されている。
就農した時、上津江村の行政サービスには本当に感心したものだ。
問題はそのコストが大半が地方交付税で賄われている事だ。
(最低限度の生活をする権利はあるのだから、条件によっては、援助してもらっても、卑下すべきではない。要はgive&takeだ)
すべてのサービスには当然ながらコストがかかる。
このコスト意識の希薄さが諸悪の根源ではなかろうか。
村民の力で村の収入を上げ、村民の力で村の経費を減らす。
長いものに巻かれたくなかったら、本当に上津江村を残したいのだったら、そのサービスの享受者であると同時に、提供者になればいい。各人ができることをするのだ。
お金がある人はお金を(断っておきますが私にはお金はありませんので)、土地のある人は土地を、山のある人は山を、知恵のある人は知恵を、力のある人は力を、技のある人は技を、暇のある人は暇を・・・。
例えば議会は手弁当をさげて、夜か、土日というやり方がある。仕事をもっているから、平日の昼間にはできないのである。
上津江村を、上津江村の産物を自分の手で売る。
後に述べたいと思うが、至れり尽くせりで思考停止状態の脳を覚醒させるのだ。
ファーマータナカは諦めが悪い性格である。
諦めた時が、失敗した時になる。諦めなければ成功の可能性は永遠に続く。
ほとんど可能性のないおこぼれ頂戴にかけるか、苦しい選択だが早く意識改革するかのどちらかだ。
(実際は合併後の現実は厳しいので、遅かれ早かれ意識改革を迫られるか、このままだと死に体になるかのどちらかだろう)

2人には国の縮図でもあるこの官と民の現実をしっかりと見極めてほしいと思う。


8月18日(水)
みかちゃん

☆ こ、こくようせき!! ☆
今日は体験学習の日である。9時に河津さんのお迎えがあり、そのまま公民館に向かう。まず館長さんにお会いし、少々話した。
実に気さくな方である。それから教育委員会の方々が「ふるさと歴史館」へ案内してくれる。
驚いた。入り口からは想像できないくらい、上の階には様々な上津江村に伝わる民族資料などが揃えてある。
またこの地から発見された黒曜石や木の化石もあった。
この資料館は、普段あまり利用者はいないらしい。本当に貴重な資料、これからももっと皆さんにみてもらったらどうかと思った.
それには、やはり並べ方などもう少し工夫すれば、この貴重な資料も映えてくるのではないだろうか。・・・と言いつつも、見学がやめられない私であった。

☆ 地元産の大豆と天然水で作る豆腐 ☆
そして次の予定の時間がきた。
次はじゃかじゃかじゃん!!「豆腐作り☆」
いやぁ、これも楽しみにしてました。豆腐作りは76歳の嶋崎さんが1人で行っている。早朝4時くらいからもう作業に入るそうだ!!それを聞いて本当にビックリした!しかも1人で!毎日!ずっと15年もずっと!
作業は力を使うことが多いもので、大変だ。マスミンと2人、「ひぃひぃ」言いながら手伝う。
出来上がった豆腐をお昼にいただく。本気、うまい(^ー^)☆最高な味☆ちょーおいしい!!「この豆腐はずっとずっと続けていってほしい!」という気持が正直なところではあるが、この豆腐も後継者問題があるそうだ。「続けていく人がいない。」この問題はだけでなく、林業だけでなく、こういう所でも出てくるのか!と思った。
一言では片付けられない様々な事情。でも、大切なことは豆腐づくり作業をする素敵な笑顔の嶋崎さんの気持を尊重できる取り組みではないだろうか。
ちなみに、これは村が行っている事業であることを、付け加えておく。

☆ その後は・・・ ☆
2年振りのドライブ!!
そうなんです。私、ペーパードライバーでありますが、役場の中村さんがオートポリスに連れて行ってくれ車を運転することになりました。
車に乗るなんて全く考えていなかった。それもサーキット場!(笑)
運良くバックすることもなく(そりゃそうか)、方向指示を出す必要もなく、そしてオートマ車であったため、運転することができました!!一生忘れることはないだろう。

☆ ネイソンさん ☆
夜は役場のなおさんの旦那様であるネイソンさんが講師の「英会話」に参加する。
いつもは大人クラスは3人だそうだが、本日は楢橋さん夫妻だけであった。「大学生が来る!」ということで楢橋さん夫妻は、大変緊張していたそうだ。しかし、私もマスミンもずっと英語を使っていなかったため、簡単な単語さえ忘れていたことに気づく。やはり会話は使ってないと忘れるものだと痛感した。結局全く適当に、テンションで乗り切った(笑)

今日は本当に沢山の行事があって楽しかった。そしてこれら様々な分野に関わりまた改めて思うことがでてきた。
それは「人と人のつながり」。これが生きる上で、大切なことなのではないだろうか。どんなにIT社会とかになっても・・・。
なんだか眠たくなりました。少々疲れが溜まってきたかもしれません。それではおやすみなさい。
ファーマータナカより:
【手作りとうふ体験・・・後継者問題】
本日の手作り豆腐体験の施設は、トマトジュース加工場と同じところにあり、隣組なのだ。
今年からトマトジュースの自家製造をするようになって、私も作業のある日にはこのおばあちゃんと顔を会わせる。
もちろん私が作業場に着いた時にはもう後片付けをしておられる。
今の所、ジュースの加工作業は週に1〜2回だが、みかつんも書いているように、私が上津江村にくるずっと前から、よせばいいのに又やってしまったわっかちゃいるけどやめられない深酒をして爆睡している時間から、連綿と続けておられるわけだ。
上津江がいいからなのか、はたまた親父がいいからなのかそこのところは定かではないが、本当に笑顔が素晴らしい。
(ついでにいうと、親父の笑顔も大好きです)
お顔を拝見するだけで優しい気持になれる人達が住んでおられるこの上津江村が、これからも生き生きと息づいていくことを願わずにはいられない。
時折出来たての豆乳をくださったり、おからをいただいたり、トマトやトマトジュースも買ってくださるから言うわけではないが、もう少しファーマータナカが歳を取っていたら、あやうく恋に落ちるところだ。
で、一般論としての後継者問題である。
わが片仁田部落を見てみても、跡継ぎはほとんどいない(おとなりの若林部落は結構いるようだが・・・)。
ファーマータナカは継がせるべき財産がないから天邪鬼になっているのかもしれないが、そもそも何で親の後を継がなければならないのだろうかと思ってしまう(農地等を守っていくという意味では大いに意味のあることではあるが)。
ファーマータナカはサラリーマンの家庭であったから、継ぐ、継がないの問題はなかったのだが、そもそも職業選択の自由があるのだし、親だからといって、1個人の人生を決めつける権利はもともとありはしない。
儲かるから、その仕事に魅力を感じるから、農地を守る地球的使命を感じるから、そしてたまたまその仕事が親のやっている仕事と一緒だったから、結果として跡を継ぐのはやぶさかではないというところだろう。
当のおまえはどうなんだと言われそうだが、会長(=カミさんです)との、ひめ(=うちの犬です)も喰わない醜い夫婦喧嘩の度に、「もうあなた達とはやっていかない(いけない)。」と何百通も辞表を預っている状態だ。
もし所得の場として、雇用の場として、あるいは文化として価値のあるものならば、集団営農や会社やNPO等の組織として、残していくのも一方法ではないだろうか。
そのためにも当社を安定的に利益のでる体質にしなければと悪戦苦闘している次第なのだ。
(老後は左団扇秘密作戦成功のためには、私が長寿日本一になってもまだ時間がたりないのが現実のようだ・・・人生は挑戦する事に意味があるのだ)
【英会話教室・・・過疎地の特権】
ファーマータナカも前の国際交流員の方の時ににお世話になったことがあるが、ほとんどマンツーマンの英会話教室はジオスの特別クラス以上ではないだろうか。
会話だけでなく、他国の文化や習慣を知ることができ、あわよくば外国旅行の個人コンダクターをしてもらえる可能性があるこの身近に用意されたチャンスを利用しないのは、もったいないだけでなく、来ていただいている方に失礼ですらあると思う。
ところで、こういうものも合併したらなくなってしまうのでしょうか?


8月19日(木)
マスミン

台風の影響から夜のうちから激しい風雨。雨に叩きつけられる音によって何度の起こされる。こんなに凄いと少々不安になる。今日は休みになればいいのにな。←なりませんね。

AM9:00〜 トマト収穫、ホルモン処理。
この頃になると自分が何を何のためにしているのかが分かって気合いが入る。特に田中さんが「頑張って」と言うと、「よし、やるぞ!」と思う。
ぱぱ、ぱぱ〜。
しかし連日のハードスケジュールのため、みかつんが脱落、志半ばにして(ハウスに)帰らぬ人となる。

PM1:00〜 ホルモン処理、古株を倒す。
私は実は、床を掃くことに密かな楽しみを見い出しているのだ。あの音と感触と爽快感はとてもイイですネ。おすすめ!

今晩は本来ならトライウッドの方々との懇親会があったのだが、2人とも疲弊していたので休ませていただいた。役場の方々、トライウッドの方々、田中さん、本当に申し訳ありませんでした。2人共、もっと村の人の話を聞きたいと思っていたのでとても残念です。あと4日、元気になってがんばります。

PM8:30
教育委員会の梶原さんがお見舞いに来てくださった!!!
みかつんは点滴を卯ってもらって昼より元気になってはいたのだが、玄関には来れなかった。たぶんすっぴんだったせい(もあるの)だろう。代わりに私が労われてみる。
「阿蘇小国ジャージーのむヨーグルト」とドーナツを頂いた。さっそく飲んでみる2人。
うまっっ。めちゃうまー!!!おいしいヨーグルトがそのまま溶けたみたいでしかも濃い。そして爽やか。ありがとうございました!
さらに今日は合谷さんから手作りのロールパンも頂きました。食べてびっくり、市販のロールパンよりずっとずっとおいしい!もちもちしてて風味も豊かで、手がとまりません。
おとーさんおかーさん私は太って帰ります、ごめんなさい。
本当に、皆さん何から何までありがとうございます。大感謝デス。
ファーマータナカより:
【農業体験・・・トマトC〜選別】
最近は農作業といっても、その中に占める出荷調製作業(選別、袋入、箱詰等)の時間の割合が多くなってきている。
街から八百屋さんがほとんど消え、量販店主体のルートになってしまった事に大きな原因がある。
昔は、田を耕し、種を播き、雑草を取り、収獲をするのが百姓の仕事であった。
今は、その後が大変なのである。
様々な体験をした後の帰路の途中に電気の灯った作業場があるでしょう。きゅうりの選別を夜なべでしているのである。
消費者のニーズではなく、流通業者のニーズを、百姓に押し付けているのだ。
2L、L、M、S、2S×A、B、Cで15通りに分けろだと。
自分が直接売らんがために選別や梱包に時間をかけるのはそれはそれでよいのだが、きゅうりが少々曲がっていようと、サイズが数ミリ大きかろうが小さかろうが、そんなことは、消費者にとっても百姓にとってもたいした問題ではない。
書いているうちに頭に血が昇って、血管が切れそうになるファーマータナカであった。


8月20日(金)
みかちゃん

★ご心配おかけしました!!★
昨日は大変ご迷惑をおかけしました。お母さん、皆さん、心配をかけてしまってごめんなさい。一日じっくり休ませていただいて、私 復活しました!!あと4日頑張ります。
というわけで、少々ハードスケジュールで疲れがたまってしまった私は、昨日はお昼から休ませていただき、「今日はまた元気に手伝わせてもらうぞ!」と意気込んで出勤しました。…って正直まだ完治ってわけじゃなかったけど、皆さんと一緒に過ごすことで元気をもらえる環境なのです!!

そして今日はとうとうお母さんのおいしい料理がいただけるのが最後の日になりました。「え!!最後?!」って思ったので、やっぱりここでの生活は早かったのかな。寂しい気がします。夜は、ちょっとだけ、いつもより多く食べれた。
小食なため、いつも「こんなにおいしい料理を作ってもらってるのにあまり食べれなくてごめんなさい!」と思っていました。本当においしいんです!!こうゆう時に「私の胃よがんばっておくれ!!」と悲しくなります。
もっともっと食べたかったぁ〜また食べに行きたいです☆お母さんその時は宜しくお願い致します。

★リズム感なし(>_<)★
夜は、再び酒呑童子太鼓を見に行きました。「見に?」ではなく、そうなんです!実は今日は参加するのです。案の定、リズム感のない私はなかなかついていけず…。ますみんはその点元気一杯に参加していました。
うーん、困った。(苦笑)でも、いつかまたきっと!!

ということで、今日も一日フル活動でお家に帰るとすぐに眠りにつけます。おやすみなさい。

ファーマータナカより:
【農業体験・・・トマトD】
トマトハウスでの農業体験は今日が最終日。
今回の体験は、病害虫等の関係もあり、収獲量はたいしたことなかったので、株の手入れ等が主になりました。
春先からの収穫量が多くて、ハウス内作業がずいぶん遅れていたのです。
おかげで古株の整理のメドもつき、いいローテーションに戻れると思います。
どうもご苦労様でした。

【その他いろいろ】
@ みかつんのオートポリスでのコース走行はおもしろいヒントかも。マニアじゃなくてもちょっと走ってみたい気がする。
A マスミンの書いていたことを読んで、忙しいと言い訳ばかりしないで、当社のスタッフにももっと声をかけないと反省しました。


8月21日(土)
マスミン

AM8:00〜
最後の作業。最初と最後はサラダ菜だ。
今日も皆さんから帽子と腕カバーとエプロンを借り、しかも昼食も食べさせてもらった。あけみさんからは、警察官の息子さんの書いた本も頂いた。
今日はお母さん方に「ガマ出し者だ」といってもらえてうれしくなった。私は作業のスピードも遅く、返って迷惑くらいの勢いだったのだが、それでも喜んでもらえると、手伝えてよかったなぁとつくずく思う。
お昼は、具の入ったおいなりさんや、かぼちゃサラダ、しゃけの塩焼きなど盛り沢山でした。どれもおいしくって、本当に幸せでした。
一緒に作業をして下さった方々、サラダ菜の方も、トマトの方もジュースの方も、本当にありがとうございました。
農作業をしていると、ふと「愛しいなあ」と思う瞬間があります。
何と言っていいのか分からないけれど、人との付き合いの頬雑さや、詰めこまれる勉強のしんどさなんかを過えるような、大きな気持になれる時があるのです。こうゆうものに触れさせて下さった皆さんに感謝したいです。もちろんそれだけでは終わらない農業の側面も少しずつ見せて頂いたわけですが。

田中さん、上津江村の皆さん、2週間どうもありがとうございました。
終わってしまうととても速く、短く感じる2週間でした。
ファーマータナカより:
【農業体験〜サラダ菜A】
農業体験としてはいよいよ最終日。
締めはやっぱり当社の基礎、サラダ菜のハウスでやっていただく。
今日は昼食も皆さんで持ち寄っていただくようお願いした。
うちのカミさんの手料理では、なかなか上津江の郷土料理や田舎の味、おふくろの味が味わえないからである。
ファーマータナカと松尾さんも、その食事にありつこうと、取ってつけたようにハウス回りの草刈を始める。
おかげで皆さんの味を堪能させていただいた。
オバサン達は最初は一見素っ気無い素振りを見せたりもするが、シャツやエプロンや腕カバーを用意してくれたり、それじゃー暑いだのどうだのと、優しい心根をもっておられる。
どちらが候補かは?だが、我が息子の嫁にと想像をめぐらしたりしてるオバサンがいたりしたかも・・・。
和気藹々の笑い声が聞こえてきて、ファーマータナカはとてもハッピーな気分になりました。
作業報告書には、「学生さんは、たいへんよく仕事をしました。」と書いてありました。
ミカツン、マスミンよかったね。
豆腐作りのおばあちゃんもそうだけど、こうやって命の続く限り、毎日毎日同じ作業を、そして暮らしを積み重ねていっている人達がいることを、時には思い出して下さい。
【青年団との交流】
合併懇談会に女性や若い人の姿がみえないとマスミンも書いていたけど、若い人の本音や気持が少しでも聞けたらいいなと思っています。


8月22日(日)

みかちゃん

☆今日はもう実質最終日!☆

 そうなんです、今日はもう作業はないのです。めっちゃめっちゃ作業は大変だったけど(って、皆さん毎日この作業してるのに すみません)、今は本気寂しい気持になってます。
朝からしっかり起きて、体を動かして、汗かいて、そしてお腹空いて美味しい料理をいただいて…ってこんな生活、大学生になってからしてなかった。
毎日やっぱりどっかでダラダラ生活を送っていたと思う。
ここに来て良かった。本当に。だって、私が育った環境は、実はこんな生活に近かったはずだもん。忘れてた。
 私の実家では今でもおじいちゃんやおばあちゃんが一生懸命お米を作ってくれてて、いつも京都の方へ送ってくれる。
感謝の気持忘れてた。
 ここに来て、いろんな意味でリセットされた!!働くこと、ちゃんと生活すること、たくさんの人に出会い接すること、京都にいると孤独になることが多くて、寂しくて…ということも多々ある。
 私は色んな人に支えられてる、助けられてる。見守られてる。これって、普段忘れがちだけど、京都で一人で生活しているからこそ忘れてはいけないことだと思った。
 まだまだ書きたいこと、伝えたいこといっぱいあるんだけど、私はいつも話がまとまらなくなってる。ますみんはすごいなぁ。
お父さんのコメント、勉強になるなぁ…と思う。
「こんなんでいいのかなぁ」なんて思いながらも、終わろうと思う。
どっかで、お父さんやお母さん、みきさんを思い出しながら元気をもらって生きていきます!また来ます!また来るので受け入れて下さい!というのが、今の一番の気持。ありがとうございました。
ファーマータナカより:
【公僕(public servant)・・・総括をかねて】
お2人は地方自治や、地域づくりに関心を持たれ、将来は公務員というのも、選択肢の一つであると伺いました。
すこし古いですが、リクルートが行った全国の高校生の将来なりたい職種アンケートによれば、男子の場合国家公務員45%、地方公務員36%だそうです(複数回答)。
上津江村の現実を見るにつけも、地域づくりにおいて、役場や行政マンと住民との関係が非常に重要なファクターであることは間違いありません。
公僕という言葉は、やや古めかしいですが、最近では、田中康夫長野県知事の発言や書籍で、賛否両論はありますが注目されているようです。
今回少し調べてみたら、バレーやテニスでサーブといいますが、もともとは、特権階級が大勢のサーヴァント、つまり召使に、打ち易いボールを投げさせたのが語源のようです。
そう、正しくサーヴァントは使用人、召使、従業員、奉仕者、僕(しもべ)、下男下女なのです。
public=公は、国家ましてや天皇ではなく、私達民(たみ)のことと考えていいでしょうから、ファーマータナカは国家公務員まで含めれば数十万人の召使を持っているのです。とにかく偉いんです。
ところが、現実はどうでしょう。官僚、官吏たちのイデオロギーは自分達こそが国を、民を統治するのだと確信というか、勘違いしています。
お金も自分の懐から出しているかのような振舞いです。
上津江村においても、無知な村民のために、自分達がやってあげてきたという部分がなかったとは言えないでしょう。
最近では、合併に際して、行政主導でやってきたことが、「結果的には村民のためにならなかった」とか、「間違っていた」のではという声も行政側から聞こえてきます。
プロとして法律、条令、制度等に精通して、それらの情報を村民と共有し、村民を啓蒙し、真に地域のためになるようにお手伝いさせてもらうという原点に帰ってほしいと思います。
それから、下(住民)に強くて、上(例えば、市長、県議会議員、県知事、県職員、国家公務員等)に弱いのもダメです。なぜならご主人は私達なのですから。
また根拠をきちっと示さないで出来ないといってはいけません。
ルールに照らして○×の判定をするだけなら、パソコンでの簡単なソフトを作れば出来ます。そこにパブリックサーヴァントはいりません。
そこをなんとか住民側に立って、地域のために知恵を絞ってやり遂げてほしいのです。
これから先は特に民間の産業(企業)を育成して、雇用の場を広げ、利益を上げさせて事業税や村民税(均等割でなく所得割)を増収させる必要があります。
(自社への利益誘導がばれそうな展開になってきたので、このへんでやめます。早く法人税を沢山収めるようになりたいです。)
どのような職種、職場に就こうと、地域とそこに暮らす住民の方に常に顔を向けて、頑張って下さい。
今回はほんとうにご苦労様でした。
ありがとうございました。


8月23日(月)




             
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