ファチマの聖母マリア

第三の秘密は大懲罰を明らかにしている

The Fatima Crusader, Isuue 77, Summer 2004より

ポール・クレイマー神父、B.Ph., S.T.B., M. Div., S.T.L.(Cand.)

ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿は、2000年6月26日の後に、教皇ヨハネ・パウロ二世の個人的な友人との私的な会話の中でこう訊ねられた:「第三の秘密全体はあなたの新聞記者会見の中で明らかにされましたか?」ラッツィンガーは「確かにあれは秘密のすべてではなかった」と認めた。

故マラキ・マルタン神父はアート・ベル・ショー(1998年)における彼の最後のインタビューにおいて、ファチマの第三の秘密には何かぞっとするような、そして恐ろしいものがあると述べた。それは諸国民の絶滅、核戦争あるいは教会の流血の迫害ではない。それははるかに悪いあるものである。教皇ピオ十二世は1945年に次のように宣言されたとき、このことに言及された。「世界は恐るべき深淵の縁にいる...人々は人類が決して見たことがなかったようなそのような苦しみのために準備を整えなければならない。」第三の秘密は黙示録的であり、そしてそれゆえに聖書の終末論的なテキストに一致する。これは、ラッツィンガー枢機卿が、秘密は'novissimi'--最後の事ども--に関係し、そして聖書において明らかにされていることに一致するということを明らかにしたとき、指摘したことである。

教皇ヨハネ・パウロ二世はドイツで第三の秘密について訊ねられたとき、こう述べられた:「われわれはそれほど遠くはない未来に大きな試練、われわれの生命を放棄する準備するようにわれわれに要求するであろう試練を堪え忍ぶ準備をしなければならない...」教皇ヨハネ・パウロ二世は、カロル・ウォイティラ枢機卿の時に、1976年合衆国訪問の間にこの主題を詳しく述べられた。「われわれは今人類が経験した最大の歴史的対決に直面している。私は広範囲のアメリカ社会あるいは広範囲のキリスト教共同体がこのことを十分に理解しているとは思わない。われわれは今教会と反教会、福音と反福音との間の最終的な対決に直面している。註2)それは教会が引き受けなければならない一つの試練である。」

これはファチマの第三の秘密の中核である。

地獄のすべての狂暴さが王たるキリストをその王座から引きずり下ろし、そしてその場所にサタンを据えようと試みるために、地上に解き放たれるであろう--それはバベルの塔--黙示録的な「バビロンの神秘」--の形で表された「不法の神秘」の最高潮への到達であろう:すなわち、反教会、「異端の教会」そしてその「教皇」である。古代ローマの迫害は、われらの主が聖なる福音の中で予告された、そしてピオ十二世が非常に近いと予告されたこの大きな「苦難」において起こるであろう恐怖に較べるらなば見劣りがするであろう。これが第三の秘密の中心、中核である。

ロシアの奉献は、古代の教父たちの時代以来聖人たちの預言において普遍的に予告されて来た大懲罰の苦難を予防するために、間に合うようには為し遂げられないであろう。われらの主イエズス・キリストはこの世の君はその王座から投げ出された、それゆえに、彼はその王座を再び確立することはできないであろう、と告知された。サタンの王国はそれが十分に建てられ得る前に破壊せられるであろう。そしてこのようにしてバベルの塔は決して完成しないのである。

聖書において、そしてファチマの第三の秘密において予告された大背教が、ローマから逃亡しなければならないであろう、そして奉献をもたらす立場にはいないであろう教皇ヨハネ・パウロ二世の直ぐ後の後継者の教皇在位の間に、アシジの聖フランシスコによって予告された反教皇の下で、はっきりとした形を取るであろう、というのが1970年以来カトリックの預言を研究した後に私が到達した結論に基づく私の信念である。私見によれば(そして聖痕のあるローマのアントニオ・ルフィニの預言によれば)、世界の全司教と一致してマリアの汚れなき御心にロシアを最終的に奉献するであろうのは、ヨハネ・パウロ二世の後の二番目の教皇の後の次の教皇であろう。ロシアは回心するであろう。マリアの汚れなき御心は勝利するであろう。大多数のロシアの伝統主義者たちがカトリック教会に入るであろう。ロシアは回心し、教会はその伝統に立ち戻るであろう。平和が訪れるであろう。しかしこのことは懲罰の後に起こるであろう。

1991年春の少し前に私がファチマを訪問したとき、聖母はシスター・ルチアに(ファチマの非常に信頼すべき筋によれば)、第三の秘密が一つの主要な戦争の間に明らかにされるでしょう、と明らかにされた。第三の秘密は、ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿すらがドイツ語を話す一人の人物、多年にわたる教皇ヨハネ・パウロ二世の個人的友人(私は個人的に彼を知っている)--彼は枢機卿に第三の秘密「全体」だとされた公表について詰問した--との私的な会話の中で認めたように、まだ完全には明らかにされていない。ラッツィンガーはこう答えた:「確かに、あれは秘密のすべてではなかった。」第三の秘密は明らかにされるであろう。しかし、それは遅いであろう。すなわち、次の世界大戦が勃発した後であろう。

異教的礼拝による諸々のカトリック教会や聖域の神聖冒涜そして真の宗教の偽りの宗教との混合は近い将来に起こるであろう懲罰のしるしである。聖域、神の聖なる場所の神聖冒涜は厳密な正義における直ぐさまの罰を要求する不信仰という神聖を汚す行為、そして冒涜的な行為である。それゆえに、神は正しくあり続けるために、現在カトリックの諸々の教会や聖域において行われている神聖を汚す忌むべきことがらが存在することをもはや忍耐なさることはできないのである。神が次のように宣言なさるのはまさにこの種の罪に対してである:「だから、私も怒ってことを行う。私の目はあわれみを知らず、人を惜しむことをしない。彼らは、大声で私にこいねがうだろうが、私はもう彼らのいうことを聞かぬ。...そこで私も、いま、目にあわれみをおかず、惜しみをしない。私は彼らの上にその生活を負わせよう。」(エゼキエル 8:18, 9:10)

脚注::

(1) 1980年11月に Stimme des Glaubens において報告された。

(2) "Notable and quotable," Karol Cardinal Wojtyla, Wall Street Journal, Nov. 1978.

2004/09/05 三上 茂 試訳

作成日:2004/09/05

最終更新日:2004/09/05

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