『24回生、来年の幹事引き受けます』


24回生 大東 薫

  「来年は24回生が幹事です。来年の幹事としての原稿をお願いできないでしょうか。」との丁重な手紙を6月に23回生の宿利さんから頂きました。「あぁ、しまった。この数年関東同窓会に出たので、とうとう自分にお鉢が廻ってきたか。」と後悔することしきり。当番幹事になるといろいろ面倒な仕事がある事は誰も分かっています。24回生の仲間に相談してもみんな冷たい反応かも‥・・・…。皆、それぞれ仕事も忙しいしなあ。宿利さんの申し出をトボケテしまって、来年は無かったことにしては・・・・・‥・等々、随分思い悩みました。

  或る日、こんな一節が眼にとまりました。「与え(奉仕)好きな人が魅力ある人であることは、今も昔も変わらない。与えるものは金とか物だけではない。人災、勇気、活力、刺激、健康、喜び、安らぎ、生きがい、知識、知恵。人が喜ぶことだったら何でもいい。人は喜ばせてくれた人のことを好きになる。好きな人のためには、何かしたくなるのは人情だ。従って、喜ばせ上手な人は自分の関知しないところで人の協力が得られるようになる。 つまり 『運』が向いてくる。」(「西郷隆盛にまなぶ」−指導者像−亀井民治著)

 「そうか、与え(奉仕)好きな人は『運』が向いてくるのか。この精神で行こう。」と決めました。死ぬも生きるも人生は一度きりです。運に恵まれれば幸いです。関東同窓会をやることは北高卒業生に再会する喜び、楽しみ、愉快を与えることです。だからこそ、代々の卒業生が申し送ってきたと気づきました。

 そして、24回生の仲間に「来年の関東同窓会は24回生が幹事だけどみんなで一緒にやろう」と声をかけたところ、「よし、分かった。仕事も家庭も忙しいけど、それは誰も同じだ。なんとか都合つけなくちゃ。我々、関東の24回生でやろう。といってくれ、ある仲間は「そうだね。私達の代で、関泉同窓会をなくすわけにはいかないわね。みんな同じ気持ちだと思う。やりましょう。」と乗ってくれました。

 そして、仲間と話しているとあることに気づきました。それは、24回生の皆が高校時代の想い出を大切にしたい気持ちがあるということです。皆、北高を卒業して、就職や結婚で関東に出てきているけれど、中津への捨て難い気持ちがある。山国川や八面山のある故郷中津への想い、高校時代の苦しかったことや恋愛、漠然とした将来への不安と焦り、絶望と希望に満ちた青春時代への郷愁。

 電話に出た友は、何人も何人も「良し、24回生で来年やろう。」「関東同窓会やりましょうよ。」 と応えてくれました。その言葉の中に、皆んな北高時代に忘れられない想い出があるんだと気づきました。

 この想いから関東24回生の皆を代表して「来年の幹事、24回生が引き受けます。」と胸を張れます。そして、再来年の25回生の方、どうぞ宜しくお願いいたします。