えーがの、こと
「SAYURI」(2007.12.08)
映像の美しさが映える作品だが、物語としてはそれほど惹きつけられるものがないのが残念だった。
中間辺りの舞は素晴らしい出来で、そこだけリピートして見た。
「デッドオアアライブ」(2007.12.06)
有名なゲームを映画化したということで、それほど期待を持っていなかったのだが予想外に面白かった。
チャーリーズエンジェル系の映画が好きなせいもあるが、アクションの流れが良くて楽しめる。
できればラストは船のシーンで終わって欲しかった。その後の二分くらいの映像は余計だったかな?
「エラゴン」(2007.12.04)
指輪物語に似たつくりのせいか、いまいち新鮮味が無い。
撮影の構図にも似たようなものが多く見られ、物語りも淡々としているように感じた。
「マンダレイ」(2007.12.02)
「権力は必ず腐敗する」の典型例だが、その魅せ方が面白い。
淡々と話が進んでいるようでいて、そこかしこに展開を変える分岐物が潜んでいる。
内容的にも、私が好きな「ショーシャンクの空に」を思わせる流れのせいか一気に見ることが出来た。
次回作も楽しみだ♪
「ブラックダリア」(2007.11.18)
なかなか古風な撮影方法やアングルの使い方が面白かった。
事件も原作があるせいかわりと展開がシッカリしている。
以前に見た「チャイナタウン」を思わせる作り方だが、ストーリーが進むうちに人間関係がゴチャゴチャしてくる点が見づらい。もっと事件に的を絞って欲しかった。
「プラダを着た悪魔」(2007.11.16)
個人的にグッチなどよりプラダが好きなので嬉しい題名。でも、内容とはそれほど関係ない。
よくある女性のサクセスストーリーだが、テンポがよくて話の内容も単純なので気楽に見れた。
ラストはちょっと疑問の残る部分があるが、円満にするのが目的なら仕方ない。
「フライトプラン」(2007.11.15)
「アザーズ」と似たような展開になるのかなーと思って、序盤から不安な展開。
結論から言うと、物語の発端自体からして犯人とのつながりが見えてこない。
棺が必要だっただけなら子供を誘拐する必要性は皆無だし、主人公が事故死と納得しているのに、なぜわざわざ話を絡ませるのか謎。
貨物室に入るだけの目的だったなら、もっと他にも方法はあったと思う。
途中で出てきたアラブ人に対しても、幻影だったのか何か意味があって登場したのか分かりかねてしまう。
話のつじつまより、主人公の犯罪に近い母性愛がテーマと思える作品。
「ハンニバル・ライジング」(2007.11.13)
この映画はキルビルかよーと叫びたくなるような出来でした。
レディムラサキが出てくるまでは、それほど悪くなかったんですが・・・なぜ剣道?
第一作目が良かっただけに、続き物を見るたびにガックリしてしまいます・・・。
「デジャヴ」(2007.11.11)
まぁ、定番ね・・・としか言いようがないです、ハイ。
「時をかける少女」(2007.11.09)
題名からするとSFものだが、内容は恋愛ものと割り切って見た方が良いだろう。
タイムリープの考証は脆弱だが、元気いっぱいの主人公のドタバタ劇が面白かった。いかにも青春!といった感じだ。
似せているわけではないのだろうが、そこここにエヴァンゲリオンと同じような表現・音楽が使われているような気がしてならなかった。
「16ブロック」(2007.11.09)
わずか16ブロック中に色々な事件が起こるという設定は面白いが、物語が進行するにつれて何ブロック進んだのかがわかりづらい。
カーチェイスする場面もあり、本当に16ブロックなの?とツッコミを入れたくなる。
物語はどんでん返しを期待しての場面転換が多用されており、それ自体は面白いのだが「あぁ、どんでん返しがあるな」と予期できる間をわざと作る部分はいただけなかった。
DVDには別のラストが入っていたが、個人的には別のラストの方が好みだった。
「人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命にであう」ラ・フォンテーヌの名言だが、別のラストでは運命という名前のエディに出会った主人公にふさわしい末路であると思える。
余談だが、物語は現実の時間とほぼ同時進行しているといっていい。移動時間など細かな疑問は残るが、時計を何度も気にしている主人公に24を思いださせた。
「ナイロビの蜂 」(2007.07.25)
高尚な信念を持った女性を中心に物語は進んでいくが、はからずとも映画は女性の死から始まっている。
主人公となる女性の夫が過去を辿り、現在進行形の事件を追うという設定は物語としてはよくある話だろう。
中盤くらいまでは登場人物と事件の関係が分かりづらい部分もあり、ラストへ向かって性急すぎる場面もあった。
この映画の見所となるのは、おそらくはラスト15分くらいの箇所のみと感じた。
「理想の女 」(2007.06.24)
主人公の女性が落ち着いたムードを醸し出すせいか、一貫して緩やかな話の流れだった。
山場を迎えても先が見えるような雰囲気で、ハラハラしながら見る事は無い。
ラストも順当な終わり方で、全てにおいてハッピーエンドとなっている。
だが、表題からして主人公は独りで飛行機に乗っている方が、私的には好きなラストになったろうと思う。
「オペレーション・デルタフォース2 」(2007.06.20)
特色が無いせいか、良いとも悪いとも評しづらい。
同軸でいくつかの事柄が進行しているせいか、画面転換や切り替えが多くて混乱する部分もあった。
撮影のせいだとは思うが、潜水艦内が明るく、銃を使ってのアクションは少し引いた。
飛行機でも銃を使ったアクションがよくあるが、流れ弾の跳ね返りを考えれば普通は使用しないだろう。捨て身なら別だが・・・。
ただ、銃の扱いには全員が慣れている印象を与えられ、訓練の成果が伺える。
「マイアミバイス」(2007.06.03)
潜入捜査の経緯がわりと細かく描かれ、真実味を感じられる。
ただ、面白いのは前半の部分にとどまり、後半は交渉の乱雑さが目立った。
物語が物語だけに射殺シーンが多いのだが、映画の中では一番良い出来だと思えるほどリアル。
「世界でいちばん不運で幸せな私 」(2007.05.30)
ある意味サイコな映画。
カメラワークやストーリーの奇抜さは面白いが、いかんせん主題が明確で無い。
観客へ訴えたいテーマは何も感じられず、ただ異質な物語が続くので、観る人によっては不快感を覚えるかもしれない。
「レタッチ 裸の微笑」(2007.05.25)
街の景観が美しく、主人公の個性も好印象だったが、ストーリーはいまいち。
チェスの手管を模倣するのが前提なら、もっと伏線を置いてしかるべきで、女性に贈られ続けていた象牙のチェス駒については何ら説明が無い。
それにも関わらず犯人が早い時点で分かってしまうのは、残念としか言いようがない。
「フォーチュン・クッキー」(2007.05.22)
ディズニー映画だけあって、ハッピーハプニングといったストーリーになっている。
主人公格のリンゼイが意外と良い演技をしていた。スタイルも良くてギターを持つ姿がサマになっている。
ありきたりな入れ替わりものだが、割り切って見れば楽しめる。
「あの頃ペニーレインと」(2007.05.21)
青春の一コマを切り取ったような映画。ロックが主題だけあって、流れる歌が豪華。
ペニーレイン役の女の子の小悪魔な演技が楽しい。笑顔が印象的で、居るだけで存在感を醸し出している。
ラスト近辺で本名を明かすが、できれば本名は分からないままの方が、ミステリアスな存在として際立ったように感じる。
「ザ・センチネル」(2007.05.20)
キーファーサザーランドが出演しているせいか、24と似たような創りだった。
椅子の色やカメラアングルすら同じじゃないのかな?と思えるモールでのアクションといい、どうしても24のイメージを抜けきれない。
キーファーサザーランドは過去に何遍か悪役をこなしているが、私が見た限りでは悪役やセコンド的な役割をしている時の方が(テイキングライブスなど)印象に残る演技をしていたように思う。
「市民ケーン」(2007.05.17)
あまり良い映像では無いので、おそらくはマスターフィルムでは無いと思うが、それが気にならないほど出来の良い作品だった。
ただ一言の台詞の為に主人公を追う道程に惹きこまれ、斬新なカメラアングルには画面へ食い入るように見た。
ラストの解釈は観客に委ねられているような状況だが、おそらくは統一した意見になるだろう。
最初に掛け違ったボタンが、ずっとそのまま続いたのではないだろうかと思うのが、私なりの解釈。
「耳に残るは君の歌声」(2007.05.16)
幼少時のフィゲレを演じたクローディア・ランダー=デュークに拍手。ひたむきな演技が、映画の格調をより高めていた。
波乱のある人生がよく分かる構成だったが、ラストの呆気なさは物足りなさを感じた。
「父、帰る」(2007.05.15)
とにかく自然の映像美が素晴らしい。
どの風景も日本では見られないようなものばかりで、CGでは創り得る事のできない色を描いている。
難しいカメラアングルでの撮影が多いし、子役の演技が高く評価できる。
時代背景についての説明は無かったが、おそらくロシアが崩壊してから数年後という感じ。
ただ、親子間の疎通が分かりづらく、旅の目的や細かな謎が残るなど、作品の主旨が明確で無かったのは残念だった。
「ことの終わり」(2007.05.12)
ヘンリーとサラの視点が、カメラアングルを変えて撮影する事によって解釈の誤差を与えて面白い。
後半は「忘れじの面影」のようにナレーション仕立てとなっているが、ミステリアスな要素もあって楽しめた。
現在と過去の場面転換に混乱する部分が前半に多かったが、同じ場所・同じ時間で切り替わっているので、監督の意図によるものだと思う。
「銀色の髪のアギト」(2007.05.13)
どこかで見た設定、どこかで見た話、どこかで見たようなキャラクターとしか言いようが無い。
「ブレイブ・ストーリー」(2007.05.10)
アニメ映画の感想まで書いているとキリが無いように思えるが、まぁいいかな?
時間関係のせいだろうが、中盤がかなりはしょっているのが残念。
主要人物の出てくる部分だけを、ピックアップして映画にした印象。
ウエンツが、声優として意外にハマっている役柄を演じているように感じて、ファンになりそう(笑)
「スコア」(2007.05.10)
人が居る空間を美しく魅せる映像が多く、カメラの切り替えがあっても、人物の位置関係や筋に迷うこと無く見れるので楽。
話のテンポにもう少し緩急が欲しかったが、良い出来に仕上がっていると思う。
「ソウ3」(2007.05.05)
「ソウ2」があまりにも単調な作品だったので、今回も期待薄かと思っていたのだが、2よりも楽しめた。
話の筋が早い時点で分かってしまう残念さはあり、その意味では最初のソウを越えられないが、こちらを「ソウ2」として製作した方が良かったと思える要素が多かった。
「ミート・オブ・デッド」(2007.05.08)
二度目の視聴は無い作品。
「海の上のピアニスト」(2007.04.30)
いくつもの作品を作り上げてきた監督だけあって、観客への見せ所や間の取り方が卓越している。
カメラワークも素晴らしかったが、なまじ映像が良いせいかストーリーが平凡に感じられたのが惜しい。
主人公がピアノに興味を持って弾けるようになるまでの過程など、もっと登場人物の像を掘り下げて欲しかった。
「パイレーツ・オブ・カリビアン(デッドマン・チェスト)」(2007.04.21)
役柄の個性とギャクテイストを前面に出した作品。
ムダと思えるようなギャグシーンも多かったけれど、大人の恋愛関係図が前作より明確で、ストーリーを無視すれば楽しめた。
謎に感じた部分は次回作で明らかになるのだろう。
「イン・トゥ・ザ・ブルー」(2007.04.17)
宝探しものとしては、目新しいと思える箇所は無く、ラストもありがち。
「リプレイ」(2007.04.08)
「マシニスト」に似たような構成で、二つの時間軸のうち、どちらも主軸では無いように思えたせいか、ラストに驚きが感じられなかった。
主人公の自己把握より、人間関係をもっと明白にさせないと、過去と現在におけるキャラクターに愛着が持ちづらいように思えた。
「まだまだあぶない刑事」(2007.03.18)
TVシリーズをリアルタイムで見ていた世代としては、嬉しい映画v
話の筋は粗いが、相変わらずの小ネタに笑わせてもらいました。
タカのバイクシーン、アクション、銃撃戦も昔と変わらず、絵の具を塗り重ねたようにベタベタな展開にも昔を思い出して楽しめた(笑)
「マルホランドドライブ」(2007.03.17)
リンチ監督の作品は、物語の外郭が明確でなく、抽象的なものが多い。
この作品も同様で、物語がどこから始まってどこで終わるのかが分からない。
ツインピークスよりシンシティ寄りの作品で、解釈は見ている観客に委ねられているように思える。
ラストはバタバタと慌しく終わったように感じ、長編で撮影すべき話を無理やり短時間で詰め込んだ印象だった。
「日本沈没」(2007.03.13)
見るたびに思うのだが、日本映画はCGの使い方が間違っているような気がする。
日本が沈没する様子を広角で見せたかったのだろうが、写真を切り張りしたような不自然さが寂しい。
お涙ちょうだいのシーンで泣けないのは逆に辛く感じたし、ムダなシークエンスや台詞が多いように感じた。
「スパイダー」(2007.03.11)
前作の主人公アレックスが別の事件に関わる展開になっている。(前作・コレクター)
コレクターの時と同様に、どんでん返しが次々と起こる。
出演者の演技レベルも高く、見ごたえあった。
「親切なクムジャさん」(2007.03.03)
随所に美しい映像が散りばめられ、主人公を引き立てている。
話の筋は単純なのだが、場面転換の急な箇所では、前後の詳細を見失う事が多かった。
「スィートノーベンバー」(2007)
破天荒で明るい性格の女性に魅かれてゆく過程に、緩やかな時間の流れと暖かさが感じられる作品。
画面に暖色を多く取り入れてるせいか、その色彩で二人の幸せな心がよく分かる。
エンヤの歌がピッタリだが、ラストは少し尻切れな感じがした。
「カタストロフ」(2007)
よくある予知もので、それほど新鮮さを感じられる展開を望めなかった。
予知の行方より、刑事である主人公のアクションで楽しめた。
「サウンド・オブ・サンダー」(2007)
タイムトラベルとパラレルワールドの要素が絡む展開になるが、その基礎理論が弱くて分かりづらい。
恋愛に関しても中途半端な箇所が多く、もっとテーマを絞って構成を考えて欲しかった。
「コレクター」(2007)
原題より邦題の方がサスペンス物らしさを感じられて良い。
バイオリンの音を多用している点が怖さを盛り上げていて好みだったが、真犯人については早い時点で分かってしまうのが残念。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」(2007)
現代もののファンタジーかホラーだか分からないが、何を描きたいのかが分からない。
CGはもっと効果的に使った方がいいのになぁ・・・。
「シン・シティ」(2007)
キルビルに似た作りだが、ストーリー自体にそれほど魅力は感じられなかった。
白黒にしていることで、CGや特殊メイクが自然と画面に溶け込んでおり(悪く言えば、ごまかしが効いている)残忍なシーンでも目を覆うこと無く見れた。
「ウルトラバイオレット」(2007)
イーオンフラックスの二番煎じ?
アクションも小道具もイマイチに感じた。
「スーパーマンリターンズ」(2007)
主人公の容姿を見ただけで「これぞ元祖スーパーマン!」と思える(笑)
スーパーマンのブランドン・ラウスは、この映画以降はどの作品に出演してもスーパーマンの余韻が拭いきれないだろうなぁ。
「エトワール」(2007)
バレエがいかに実力派社会の厳しさにさらされているのかが、よく分かる作品。
封鎖的なバレエ界の裏側が垣間見れて、新しい発見も多い。
なかなか会えないエトワールの一面に、プロ意識を感じさせられた。
「サイレント・ヒル」(2007)
ゲームを映画化しただけあって、ホラーものとしては筋書きが良かった。
ただ、それほど怖さを感じるシーンは無かったように思う。
「死と処女」(2007)
隣家が無く、ポツンと平原に建つ山荘が停電になり・・・そんなシュチュエーションからして、何かが起こると感じさせられる。
派手なアクションは無いが、心理的に人間を追い詰めていく過程が楽しめた。
誰がウソを言っているのか推理する要素もあるのだが、疑問を多く残す設定なのは否めない。
「ファイヤーウォール」(2006.10.18)
主人公の名前がジャックのせいか、すっごい違和感(笑)この違和感は「24」を見ている人なら分かるはず。クロエが〜・・・(笑)
リズム良く話が進むので、それほど退屈を感じずに見る事ができる。
ただ、家族が監禁されるあたりから「コール」と同じような内容になっており、子供に持病がある点も類似しすぎ。
ラストの格闘シーンでは関節や足技などを使わないでほしいな〜という希望どおり、いかにもケンカ慣れしていないサラリーマンの父親が頑張っているという程度で良かった。(コンピュータをいじる毎日の父親が、いきなり高度な格闘技を使ったりしたら興ざめですから)
会社のセキュリティをあれだけ弄った主人公がどうなったのか後日の話があればと思ったが、まぁ無難にまとめられてはいる。
「ドリームキャッチャー」(2006.10.18)
とにかく役者全体の演技レベルが高いので感情移入しやすかった。
ジョンジーやダディッツを演じる2人は特に演技が良く、知的障害を持つダディッツに至っては身体的な特徴までよく掴んでいると思う(おそらくは体重を意図的に減らしているのだろう)
スティーブンキング原作ということで地球外生命体が関係する映画だろうとは思っていたのだが、あまり免疫の無いダンナは唐突すぎる展開に最初は戸惑いぎみだったようだ(笑)
未公開のシーンをいくつか見たが、削って良かったと思えるシーンと、ここは使って欲しかったと思えるシーンに二分した。特にラストはオリジナル版でも良かったように思う。(あくまでダディッツが人間の体を持っていたという設定の方が、白血病になった理由を納得しやすい)
「イーオン・フラックス」(2006.10.17)
原作を知らない人が見ると、その世界観やイーオンの性格を掴むのが難しいだろう。
イーオンの性格はアメコミなどよりも人間らしい感情が垣間見れるセリフが多いが、その方が映画向きだ。
アクションシーンはさすがとしか言いようがなく、スタントを使わずにやっていると分かるシーンばかりだった。
CGに予算がかかるのかセットは安普請さが眼に余るものだったが、これは仕方ないのだろうか?
話自体に深みのある展開は無かったが、アクションだけで充分に楽しめた。
「ディナー・ラッシュ」(2006.10.17)
とくに接点のないような、とりとめのない話が人間関係と共に綴られていくのだが、その合間に料理店の厨房の様子が多く入れられている。
いかにもイタリア料理の厨房といった感じの店や料理は見ているだけでも美味しそうで、映画を見たらお腹がすくのは間違いないだろう(笑)
店員や客が入り混じる店内での会話を拾い集めながら人間関係を知っていくのだが、誰が誰と関係しているのか推理するのは映画を見ている我々になる。
ラストへの展開としては2通りくらいの予想をしていたのだが、ほぼ期待通りだった。
「炎のメモリアル」(2006.10.16)
ヒューマンドラマの要素が強く、主人公の走馬灯が物語の要となっている。
セットでの撮影が多く、建物内部の広がりを感じとれる部分は少なかったが、建物外部の映像と組み合わせて映像の幅を出している。
神父扮する仲間がカーテン向こうで新人歓迎(笑)するのは、いかにもありそうなアメリカンジョークで面白かった。
「バットマン・ビギンズ」(2006.10.16)
アメコミの映画版は当たり外れが大きい。
少し前に見た「ファンタスティックフォー」がイマイチだったのでアメコミ映画から遠ざかっていたが、この映画は思っていたより良い出来だった。
前半は忍者映画かと思ったが(笑)物語の進め方や人間関係に関しても分かりやすく、殺陣が少し分かりづらかったがアクションもほど良い程度に盛り込まれていた。
「ポセイドン〜史上最悪の大転覆〜」(2006.10.15)
幾つかの要素が組み重なって事件が起こる経緯といい、最近になって見た最新のポセイドン映画より面白かった。
炎にまみれた部屋では少し時間の経過が長すぎてテンポを崩していたが、他はほぼスムーズに話が進んでいる。小道具で使われた手紙などの後日話が無い点は残念。
指向性のある爆弾とはいえ、あんなに都合の良い爆発ですむのか?(破壊規模が小さすぎ)というような小さなツッコミ所はあったが、全体的な印象は良かった。
「フレイルティー」(2006.10.15)
最初は物語の予感を促すような淡々とした画面が続くのだが、車に乗ってからは展開が速くて見やすい。
思い出話に同調して物語を進めているのに、画像の切り替えもスムーズで違和感が少ない。
ヒッチコックでよく見る古典的な手法を取り入れた撮影方も、ゴシックホラーの雰囲気を良い味として出している。
シャイニングやローズマリーの赤ちゃんなどで使われている手法でもあるが、上手く観客に確信的な想像をさせる効果を考えているシーンが多い。特にカメラの引き効果は多用されているように感じた。
ラスト付近のシーツ越しに行われる殺人は「サイコ」を思わせる。流血の少ない映画なので、ここにきて良いスパイスになっている。
FBI捜査官として、その行動はどうだろう?と思う箇所はあったが(車で移動するよりも、救急車の中を調べる方が先だろうし、供述の裏づけの取り方が雑すぎる)テンポよく物語を進めるには丁度いいと思えた。
「ジュール・ヴェルヌの地底探検」(2006.10.14)
とにかく全体的に淡々としていて、見せ場がどこなのかが分からない。
役者の演技もイマイチなので、緊迫感が必要なシーンでも盛り上がりに欠ける感じがする。
セットの範囲が狭すぎるため、地底全体のイメージが掴み辛かった。
「ネバーエンディングストーリー」(2006.10.14)
CG使いまくりの現代映画とは違い、手作りの温かさが伝わってくる。
ファルコンの造形は毛並みの柔らかさが視覚からでも分かり、いかにも優しげな竜といったイメージだ。
定番な物語だが、そこここに指輪物語などでも使われている世界観が見れて楽しかった。
「ダブルジョパディー」(2006.10.11)
テンポを悪くするような場面を削りに削ってハイスピードで展開するストーリーが良い。
「イナフ」のように無駄なシーンが多いかと思いきや、主人公の目線で小刻みなアクションが繰り広げられている。
もっと獄中で仲間に色々と教わる箇所などがあれば、守られてばかりだった最初の主人公が、いきなり強かな女性になって夫を探しだすという対比ができて面白かったが、ラストまで一気に見る事のできる魅力はあった。
「エミリー・ローズ」(2006.10.10)
エクソシストに似ており、実話に基づいている話。率直に言えば、期待していたより怖くなかった。
悪霊にとりつかれるという展開に何の脈絡も無いのは仕方ないとしても、実話に基づいているというのであれば、もっとエミリーの深い部分を描き出して欲しかった。
裁判に準じて話を進めるストーリーは、いまいちテンポが悪いように思えた。
「ポセイドン」(2006.10.7)
過去にも何本か同じようなタイトルの映画があるが、今回はどんな見せ場があるのかと思っていたところCG頼りって感じでした。
ヒヤヒヤするような展開も無く、最後は無難な終わりといった感じで未消化さを感じる映画。
「感染源」(2006.10.6)
セットの造りや物語からして全体的に雑さが目立つ作品。
題材や設定もどこかで見た事のあるようなもので、エイリアンの特性を生かされていない展開が見ていて辛い。
小道具もセットと同じように雑さが目立ちすぎて、武器の重みが感じられなかった。
「π(パイ)」(2006.10.5)
ほぼ全編が主人公の奇妙な世界観に包まれており、かなりサイコな映画。物語の内容より、題材やシナリオの着眼点が面白い。
映画に登場する216という数字は数学的にも宗教的にも深い意味のあるもので、身近なところだと漫画の「ベルセルク」などにも登場してくる。
黙示録などでよく見る「666」も、6×6×6の答えが216となり、オーメンなどの映画が好きな人はピンとくるものがあるかと思う。
低予算のせいかモノクロの画質が悪くて動きのあるシーンは見づらいが、音楽は私の好みだった。
「イナフ」(2006.10.4)
ハンディカムを上手く使ってスピーディに進む展開が良く、主人公の置かれた立場によって色彩の変調が盛り込まれている点に好感した。 展開にイラつく事無く見る事ができ、出演者の演技も良い
ほぼ主人公の視点で話が進むせいか感情移入もしやすかったが、何度も画面に現れる吹き出しはイマイチ。おそらく画面の切り替えをスムーズにするためだろうが、多用しすぎているように感じた。
ラスト付近で主人公が習う武術の指突きや構えを見ていると、どこかの軍が訓練で取り入れていた護身用の武術だったように記憶しているのだが、名前を覚えてない〜・・・。(←間違ってたらスイマセン)
ダブルジョバディーに似ている映画で、主人公の決意を感じる場面はGIジェーンを思い出される。
「ゴーストオーシャン」(2006.10.1)
ゴーストシップに似たような設定だが、狭い場所での撮影が続くせいかカメラアングルが悪くて見づらい。
光源の方向や人物の向きを考えず、ただカメラで取りやすい方向から撮影しているのだろうと分かる場面が多いので、話の進み具合も悪い。
いくつかの前置きとなるシーンでラストの予想が容易くできるためか、それほど驚きのある作品ではなかった。
「死ぬまでにしたい10のこと」(2006.10.1)
病気で余命が少ない女性の話といえば、独身で若くて恋も知らなくて・・・というようなものが多いが、この映画の主人公は未婚で2人の子持ちで一緒に住んでいる男は頼りないという設定。
作品のテンポが良く、主人公の性格も好感が持てる。
生活に疲れながらも人生と子供を愛し、一生懸命に働いて現状に幸福を見出そうとする姿は、いかにも現代の母親らしい。
いつも忙しい主人公に同調してか、場面の切り替わりも早いがテンポを崩すような箇所は少なくて見やすい。
病院で病名を告げられて静かに泣くシーンは、かなり印象に残った。
「シャーク・アタック」(2006.08.30)
サメが人間を襲うというありふれたストーリーなので、どう展開を面白く見せるのだろうと思っていたが期待には添えない出来だった。
善悪の関係がはっきりしているので話自体は分かりやすいが、前置きとなる布石が多いために先の展開が読み易すぎるのがいまいち。
サメの襲われるシーンでは、作り物だという事を分かりづらくするためかカメラアングルが悪くて襲われている臨場感が無いように感じた。
「テイキング・ライブス」(2006.08.29)
実力派の人間が揃っているせいか、演技力は申し分ない。
サザーランドは「フォーン・ブース」と同じくらいの脇役ではあったが、さすがに存在感のある良い演技をしていた。イーサンと役を交代して欲しかった・・・もったいない。
特に斬新な撮影技法は無かったのだが、ストーリーが分かりやすいように女性捜査官の視点に絞ってのカメラワークは好感を持てた。
光源をうまく利用している箇所も多く、レフ板を多用しているがそれほど嫌味を感じられない。
骸骨から顔を復元する手法は実際に使われているのとほぼ同じ。顔のマーキングポイントが少ない点などは、おそらく骸骨を観客に見せるためだと思えば仕方ない。
だが、古典的でありがちなスリラー話のせいか、脚本に魅力を感じられなかったのが残念。
殺人の手口をそれほど深く捜査していない点においては要となる連続殺人の素因を探りにくく、謎やラスト展開が早い段階で読めてしまうのが作品の質を落としている。
「戦場のメリークリスマス」(2006.08.27)
邦画にありがちな余分すぎる間が、その場その場の雰囲気を壊す箇所が多いような気がした。
囚人側の回想や人間関係に重点をおいて撮影している場面が多いため、日本人側の心情についてが想像しにくいように思える。
時々、暗転して画面転換される部分においても話の流れが切れるような印象を受けて歯切れが悪いように感じた。
切腹のシーンが多いわりに、同じようなアングルから撮影されているせいかリアリティが伝わってこないのが残念。
バックミュージックや作中に使用されている音楽が美しく、おそらくシンセなどを使用しているのだろうがアナログ的な響きを感じて素晴らしいと思った。
エンドロールで気付いたが、坂本龍一がプロデュースしてるようだ。
「トータル・リアリティ」(2006.08.25)
一言で感想するなら、面白くはなかった。
同じようなアングルで撮影されているシーンが多すぎるし、遠近感を感じにくい距離からの画面移動は話を分かりづらくしている。
ライフルを片手で使用しているのに、リコイルが全く感じられないのが不自然すぎて見るのが辛い。
ラストがアッサリしすぎる展開で、わざわざ名前に個性を持たせた刑事を登場させた意味が不明。
「サウンド・オブ・サイレンス」(2006.08.15)
映像の良さが印象に残る映画で、人物を対比させるような撮り方が私の好みだった。
精神病患者のフリをしているエリザベスと誘拐されたジェシーを、あらゆる点において色彩で対比させている点が見やすい。
青白い精神病室でひたすら自分の身を守ろうとするエリザベスに比べ、誘拐されたジェシーは自宅の部屋や誘拐された部屋の照明においても徹底した暖色を使用している点がいい。
二人が歩んできた境遇が色の対比に現われて、見ている観客にとっては感情移入しやすいようなつくりになっているが、難点だったのはトラウマに関しては本当の意味で患っているエリザベスがジェシーの人形一つで動こうとした感情移行が分かりづらい。
トラウマを抱えている患者にとっての思い出の場所は恐怖以外の何者でもない場合が多く、もっとジェシーと繋がりをもたせる伏線がなければ、10年に渡って精神病のフリをして病院に望んで監禁されていたエリザベスが自ら動く動機としては薄いような印象を受ける。
あとはジェシーに8歳らしい誘拐の動揺を適所に当てはめて欲しかったが、一貫して理知的すぎる点が残念。
けれど、総合的に見て好印象に終わる映画だった。
「クリミナル」(2006.08.13)
とにかく全体的な創りが雑すぎる。
同じようなカメラアングルの上、切り替えが多すぎて見難いし、登場人物の個性すらつかみづらい。
「バーティカル・ポイント」(2006.08.10)
役者全員の演技レベルが低いせいか、全編を通して緊迫感の薄い作品になっている。
誘拐されている3人に全く動揺が無い上、身代金を要求されている身内全員も冷静な判断で行動しすぎていて面白味が無い。移動時間を考えていないような場面転換も多く、特に後半は見づらくて仕方ない。
山を知り尽くしている救助隊員を主人公にするならば、もっとそれらしい見せ場を用意するべきだろう。
「アルジャーノンに花束を」(2006.08.8)
ストーリーとしては前半の方が面白い。知的障害を持つ人の特徴をよく掴んだ演技をしているチャーリーにも好感が持てる。
ただ、後半になってくると話の展開に雑な点が多く、主人公を拒否した女性が数分のバイクシーンの後、なぜかチャーリーを受け入れる経緯がよく分からなかった。(原作の本を見れば分かるんだろうけど・・)
印象的だったのは、ラストにチャーリーの部屋で二人が会話をするシーン。出て行って欲しいと言った時のチャーリーからは、苦悩と切なさが読み取れる良い表情を演じてくれたと思う。
「ザ・ビーチ」(2006.08.5)
無理のある設定が見ていて辛い。
ビーチへの道のりは、観光目的で来ているような人間には平坦なものではないのに、同じホテルで知り合っただけの二人が付き合う理由が見えにくい。
女性が主人公に惹かれる経緯についても疑問が多く、主人公以外の人間については心情を理解するための場面が少なすぎるように感じた。
ビーチの発祥についても謎が多く、モブの存在が生かされていない。
「28日後・・・」(2006.08.1)
以前に見た映画だが、下に記載している「地球で最後の男」を見ていて、もう一度見たくなってきた。
伝染病のために人間の姿が激減し、病院で入院していた男が目覚めて驚く設定と演技が良い。
ストーリーに脈絡の無い箇所もあったが、壊滅状態の地上での出来事だと思えば次々に襲うトラブルにも納得できるし、何より作品テンポがスムーズだったので見やすかった。
いくつか「スタンド」に似た場面もあったが、短い時間の中で様々な要素を盛り込んだ設定も好感が持てる。
DVDには別のラストがあったが、公開版の方が私の好みだった。
「地球で最後の男」(2006.08.1)
原題と邦題の違いが大きすぎる上、邦題は映画を誇張しているとしか思えない作品だった。
フラッシュバックのように現れる最初の映像で、ガブしかいないゴーストタウンが現実のものではなくて精神世界のものだと瞬時に判断できるのはつまらない。
セットだと分かる建物がいいかどうかは別として、カメラアングルが見づらくて屋外なのか室内なのかの判別にさえ苦しむシーンが多かった。
目線を表現したかったのだと思うが、手ブレのするハンディカメラの使い所も悪く、監督の表現したい世界観が伝わってこない。
「第七の予言」(2006.07.31)
思っていたより単純な展開で終わってしまったのが残念。
新約聖書にあてはめているというより、なぜ予言の成就される最後の赤ちゃんが彼女の子供なのかという点が明解ではないし、殉教者についても疑問が残りすぎるため見ていて辛い。
「テッセラクト」(2006.07.30)
セクトごとに時間軸をずらして巻き戻す手法は、以前に見た「21g」の映画に似ている。
フィルタをかけたような撮影技法だったが、色あせが丁度よい具合で陰影の良さが目立ち、ビジュアルを魅せる作品のように思えた。
だが、話の構成とずらした時系列の組み合わせ方がいまいちだったため、あっけなく映画が終わってしまったように感じる。
「ハリウッド的殺人事件」(2006.07.29)
コンビを組んでいる刑事が最初から登場するあたり、この二人が殺人事件を解決する話だろうとは予想できる。
ただ、予想を嬉しい意味で裏切っていたのは、この作品では殺人事件が「添え物」程度の役割をしているという点だった。
日本では有り得ないが、海外の警官が副職を持っているのは珍しくない。
そこに目をつけて、映画全体のトーンを明るくまとめようとしている監督のセンスも良いと思う。
アクションシーンは少なめで良かったのだが、カーチェイスのシーンは少し長すぎる感じがあった。
だが、カーチェイスシーンで冷静さを保ちながら淡々と不動産交渉をするハリソンフォードには笑えたし、車同士のクラッシュシーンではCGではなくてアナログ的な手法(おそらくワイヤーを使ったと思う)で撮影したのが良い効果になっていた。
二人の携帯電話の着信音は世代の違いが分かって面白い。ただ、作品中でかなり鳴っていたので音楽の使用料は高かったんじゃないのかな?(笑)
「H・エイチ」(2006.07.16)
話の展開はほぼ予想通りだったが、まあ、まとまってはいると思う。
中途半端な関連づけをしているせいか事件の本質が分かりにくいので、心理戦よりも事件の概要をもっと掘り下げてほしかった。
ラストは私が想像していたものとは違い、少ししこりが残る感じ。
私なら女刑事にも同じ暗示があったと仮定して(それらしい伏線はあったので)自身にも銃を向けさせるだろう。
「デッド・リミット」(2006.06.27)
場所が限定されているせいか、セットの造りがわりと良かった。
大使館の地下に爆弾があるという設定については、事前にもう少し説明らしきものが欲しかったが特に損失は無い。
ただ、爆弾解除までの緊迫感が薄すぎる点が残念だし、人間関係の相関図が見えづらい映画だった。
「ブルドッグ」(2006.06.25)
よくあるアクションもので、ストーリー自体より銃撃戦を重視した映画に思えた。
麻薬に絡む組織図が見えづらく、警官の捜査手順の雑さが気になる。
アクションのシーンも、思ったほどの迫力を感じなかったのが残念。
「ミニミニ大作戦」(2006.06.23)
邦題を見たときは、あまり期待していなかったのですが・・・思ったより良かった。
前哨戦を感じさせる切込みから入って、その後の流れも緩急があって楽しい。
車とバイクのアクションシーンも良い出来で、走る箇所が道路じゃない点が多いのも面白い。どんな改造したら、あんな風に走れるんだか(笑)
原題のまま発表すれば良かったのに、どう考えても邦題のセンスが悪いよ、うん。
「コーリング」(2006.06.23)
伏線の張り方に雑な点が多かったものの、全体的なバランスは悪くない。
ただ、前置きが長いわりに際立った点が少ないのが残念。
似たようなカメラアングルを肝心の場面で何度も使っているせいか、徐々に緊迫感が薄くなっていくような感じがあった。
尼僧にこだわっているシーンは余分だとしか思えず、もっと別の伏線があれば面白かったと思う。
「ハンテッド」(2006.06.19)
話の展開はよくあるものだが、その内容が良かった。
台詞はかなり少なめで、役者の身振り一つで意思を伝えるカメラワークが好み。
アクションシーンのナイフを扱う場面で、切っ先の方向を見ながら避ける対術は軍隊でやっているものに近い。
関節の取り方も実践に近いものがあり、格闘シーンだけを何度でも見たい。
「ラッツ」(2006.06.19)
ネズミが人間を襲う恐怖感が薄くて、全体を通して緊迫感が無いように思えた。
途中で何度か画面が暗転する箇所は映画のテンポを壊しており、盛り上がりがどこなのか判別に苦しんだ。
「エクソシスト」(2006.06.17)
何度も見た映画だが、やはり最初に撮られたこの作品が一番好きだ。
出演者の演技から、話の運び方から、全て私の好み。
少し話をはしょっている部分も見受けられるが、時間制限のある映画とあっては仕方ないだろう。
話の筋が見えなくなるようなはしょり方では無いし、重要な場面をクローズアップしている点や間の取り方には好感が持てた。
「ステルス・フォース」(2006.06.14)
こういう一人のために大勢の人間が死ぬような映画は、あまり好きじゃない。まるでテレビゲームみたい。
救出する人間が、死んでいく人間全てと深い関わりがあるようならまだいいが、どう見ても非効率的な命令で、非公式とはいえ軍が許可すると考えるのは難しい。
いっそ主人公が単独で敵陣に乗り込む方が、話的には納得できる仕上がりになったろうと思う。
アクションシーンは多いが、同じような構図でのの死に方ばかりが目に付いた。
「シティ・オブ・ゴッド」(2006.06.12)
救いようのない人間の本性を描いている映画。
事実に基づいて作られているらしいが、おそらく現実よりは美化されているだろうと思う。
どのシーンをとってみても銃と殺しが隣あっており、人の命が神の街では空気のように軽い様がよく分かる。
フィルムの巻き戻しをするような手法で撮影されている箇所が多く、結びついていく過程が面白かった。
「トゥルー・クライム」(2006.06.11)
限られた時間の中で話が展開していく過程は良いが、主人公の行動テンポが遅くて退屈を感じる場面が少なくなかった。
最高裁で下された判決が、あんな証拠品だけで短い時間に覆って執行中止命令が出されるのは不自然すぎる。
拳銃を買ったとする囚人から証言を聞きだすにも夜中なので手続きに時間がかかるだろうし、そういった過程を全て削除している点の不満は消しようがない。
カーチェイス以外でも、もう少し緊迫感を感じられるシーンが欲しかった。
「ブラッド・ワーク」(2006.06.11)
臓器移植の絡むサスペンスだが、犯人が主人公へ執着する理由がいまいち弱いような気がする。
コードに関しても警察で知り得ない犯人の本名では無くて、通り名に引っ掛ける方が自然だと思う。
バディの出番が多かったのと印象的なシーンをわざと入れている箇所が多くて、早い時点で犯人が分かってしまうのは残念だった。
「カウントダウン」(2006.06.09)
平行世界から来た男が暴れる話だが、話はありふれたもの。
同じような場面やシーンが多いせいか、アクション部分の迫力が薄い。
ラストもほぼ予想通りだったので、いまいち未消化。
「ザ・セル」(2006.06.03)
映画というより絵画のような作品。
CGを多用している映画は単一なアングルのものが多いと思うのだが、この作品はCGを良いアングルで捕らえていると思う。
ヘタなラブロマンスが無かった点も良くて、作品のテンポが壊れる事無く進んでいた。
監督の美的センスが前面に現われていて、小道具の懲り方もいいですね。
「ダーク・インフェルノ」(2006.06.01)
展開が単調で、あまり怖さを感じない。
せっかく停電させたモールの中が閑散としすぎていて、略奪シーンもいまいち迫力不足。
異常な男が親子を襲う場面を見ていても、一度も怖いとは思えなかった。
原題と邦題が違うけれど、原題のままでも問題無かったと思う。
「氷の海に眠りたい」(2006.05.29)
原題とかなり違う邦題をつけられているのは、おそらくアメリでヒットしたオドレイ・トトゥが出ているからだろう。邦題は彼女のセリフからとったものと思われる。
音楽のせいか火曜サスペンス劇場を想像してしまうのだが、サスペンスの成り行きも同程度のレベルだったのが残念。
読める展開とあっけないラストには拍子抜けしてしまった。
「プロフェシー」(2006.05.28)
モスマンや橋の倒壊などといった事実を題材にしている点は良いが、その基礎となる怪奇現象が意味不明な点が多い。
時間軸や距離軸をずらすにしても、ただの怪奇だけで終わらせるのではなくてラストに結びつく伏線がなければ主となる話に絡めづらい。
妻の死後から2年も経過して事件が起こっている点の意味も薄いし、せめて主人公がポイント・プレザンに関わりの深い人間という設定にしておかなければ導かれた意図が見えない。
「ドッグ・ソルジャー」(2006.05.26)
話の展開としては前半の方が良かったように思う。
人間が狼男になってしまう条件が曖昧なことが、話の展開に混乱を招く部分が多かった。伏線を張る以前の問題だと思う。
全体的にカメラアングルが人間に寄りすぎているせいか、格闘シーンのリアルさが伝わってこない。
狼男の動きも人間そのもので、狼らしさを感じられなかったのが残念だ。
「コード」(2006.05.24)
キャラクターの個性が前面に出ており、物語の構成は単調ながらも分かりやすい。
大きな衝撃シーンは無く、ラストもあっけないものではあったが、起承転結が明解で総合的な展開は良かったと思う。
「クリムゾン・リバー2」(2006.05.24)
前作が正統派のサスペンスだったのに対し、かなりアクション色の濃い宗教的なストーリーになっている。
監督が変わったことで、おそらくは大衆向けにアクションの多い作品にはなるだろうと予想していたが、その通りといった感じだ。
いくつもの作品を生み出している監督だけあって、カメラアングルや人物の追い方などは良かったが、心配していた物語が期待はずれ過ぎたのが残念で仕方ない。
ジャン・レノの持ち味を生かすのなら、前作の雰囲気を残したものにした方が良かったのにと思う。
「蝶の舌」(2006.05.24)
一つの題材に絞りこめば根底までを画像化できたろうに、いつくかの要素に分けられた構成のせいで魅力が半減している。
何遍かのショートストーリーが折り重なって結果を生み出しているが、途中で伏線的に残されている部分が生かされていないような気がした。
映像は新緑の色が映えて美しく、人の心の色が映し出されているかのようだった。
「レオン(完全版)」(2006.05.20)
まだ見てなかった完全版を見てみた。DVDだったけど、なぜか強制で日本語吹き替えなのね。残念。
ジャン・レノの演技は作品によって不出来がハッキリ分かれるけど、この作品は良い方に演技が流れている。
言葉が少ない主人公のキャラクターが合っているせいもあるだろうが、マチルダとの対比になってキャラクターがひきたっていた。
マチルダがオフィスで捕まったのを助けた時、二人が抱き合うのをとらえたカメラアングルが一番好み。
宙に浮いたマチルダの靴が、年齢の差を一瞬で埋めているのがよく分かる。
「タイムクラッシュ」(2006.05.19)
よくある時空移動もの。
FBIの対応などはリアリティを感じられない。落ちてくる壁が発泡スチロールだと一目で分かるのもいただけない。
タイムマシンを使った映画はラストのつじつま合わせが雑なものが多いが、この映画も例に漏れない終わり方だった。
「Mr&Mrsスミス」(2006.05.19)
アクションものかと思ったら、ラブコメ。
全体を通してみると、二人の会話や些細なやり取りが映画の要になっている。
コメディタッチの画面が多いが、その要素だけに頼らず二人のキャラクターを際立たせているため楽しく見ることができた。
「オープン・ユア・アイズ」(2006.05.19)
映画「バニラ・スカイ」の前身となる映画で、内容的にはほぼ同じ。
だが、映像やストーリーテンポは断然この映画の方が秀でているのは明らかである。
バニラ・スカイではダラダラとしたストーリートーンの悪さに苛立った記憶があるが、この映画にはそれが無い。
小道具の使い方や風景をおさめるアングルと予兆の取り方などで、見ている者にある程度の予想を与えながらも現実を夢の境目を消すような話運びをしている点は見事である。
ラストの声が誰なのかが個人的にはかなり気になる。ソフィアの声では無いと思うのですが・・・。
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