| 2002年夏、中国・内蒙古自治区に100パーセント前進型が活躍する新線が発見された。中国蒸気は風前の灯火といわれさみしい思いをしている昨今、久々に目の前が明るくなるビッグニュース。しかも、中国蒸気の情報はいつも欧米鉄に先を越されていただけに、この時だけは妙なナショナリズムを感じ、思わず快哉を叫んだ。現地の案内は開拓者のセンチョクト氏に依頼。元宝山・経棚行から10日後の12月5日、再び大陸の土を踏み、中2日で撮影という短期決戦強行突破を敢行した。内蒙古自治区の首都呼和浩特から南に車で約1時間半。つい昨冬まで前進変則三重連が走っていた包神鉄路は約100キロ西側に位置し、黄土高原を南北に縦断。山あり川あり、谷ありと変化に富んだ全長約60キロ超の準山岳線だ。起点の周家湾には機務段があり、手入れの行き届いた10両あまりの前進が在籍。重連または単機の運炭列車が最大14パーミルの勾配に挑んでいる。将来、周家湾から呼和浩特まで北上する線路を新設する計画があり、なんと前進型蒸気をさらに増備する計画だという。21世紀に誕生した蒸気天国。お楽しみはこれからだ。 |
![]() ■ 海子塔―周家湾 周家湾を発車してコンクリート橋に向かう重連空車。(2002・12・7) |
![]() ■ 海子塔―周家湾 黄土高原を走る単機牽引の重車(2002・12・7) |
![]() ■ 海子塔―周家湾 峠に向かう重連の重車(2002・12・7) |
![]() ■ 海子塔―周家湾 峠に向かう重連の重車(2002・12・7) |
![]() ■ 海子塔―周家湾 コンクリート橋を渡る重連の重車(2002・12・7) |
![]() ■ 海子塔―福興城 海子塔駅南の小山から重連回送を俯瞰撮影(2002・12・7) |
![]() ■ 沙坑塔―福興城 パーミルの勾配を登る重連重車。(2002・12・6) |
![]() ■ 沙坑塔―福興城 夕暮れの大築堤を登る重連重車(2002・12・6) |
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