前進 遙かなる大地
平頂山鉱務局専用線と英豪鉄路

 初めて中国蒸気を撮影した1996年12月の遼寧省葉柏寿撮影ツアーから丸10年の年月がたった。10周年を記念する撮影地をどこにするか迷いに迷った。前進型は既に内蒙古の集通鉄路や今年2月に行った寧夏回族自治区の大古鉄路からも消え、現存機は数えるほどになった。中国蒸気鉄のHPサイトを見ていると、河南省の平頂山で少ないながらも前進が活躍していることが分かった。しかも、建設型、上遊型もいて、近くにナローのC2型が走る専用線があるという。現役全形式が撮れる! ここだ! と目的地を決め、周到に準備。機上の人となった。だが、平頂山現地滞在の2日間は雨のち曇りのち雨の悪天候。しかも気温5度と真冬並みの寒さだった。最終日は予定していた榮陽の煉瓦工場が運休。代わりにナローの英豪鉄路まで足を伸ばしたが、前夜からの雪で思いがけない白銀の世界を見ることができた。


■平頂山鉱務局専用線

 平頂山市内の中心駅から13の炭鉱を結ぶ鉄路が張り巡らされている。一部DLが導入されているが、主力は蒸気機関車。4両の前進が在籍する平禹鉄路も隣接している。


■ 2006年11月23日朝。平頂山鉱務局専用線の機務段で出会った前進6450。本線では運用がなく入れ替えに甘んじているらしい。もったいない。


■ 2006年11月23日朝。平頂山鉱務局専用線の機務段で出庫を待つ建設の群れ。生きてる蒸気はやはりいい。


■ 2006年11月23日。平禹鉄路で活躍するデフなしの前進7186。デフなしは初めて見たが、ちょっと違和感が…。


■ 2006年11月23日 平禹鉄路 范庄付近の逆前進牽引貨物
デフ付き前進のサイドビューはやはりカッコいい!


■ 2006年11月24日朝。平頂山中央駅で出発を待つ上遊型牽引の客レ。


■ 2006年11月24日范庄付近。13鉱から平頂山中央に向かう客レ。この日は建設型が牽引していた。


■ 2006年11月24日范庄付近。13鉱から長い重車を引いて勾配を上がってきた建設型牽引の貨物列車。


■ 2006年11月24日高庄駅。本線の客レを追い掛けて高庄駅まで来た。終点の韓庄はもうすぐ。炭坑の駅らしい雰囲気が漂う駅だった。


■ 2006年11月24日 平頂山鉱務局専用線高庄駅にて


■英豪鉄路

 英豪鉄路は古都洛陽の近くにある炭鉱鉄道。正式には三門峡英豪煤鉱有限公司の専用線。
全長約10キロの短い路線だ。


■ 2006年11月25日。前夜からの降る雪で一面の雪。以前行った黒竜江省の芦河を思い出した。それにしても11月下旬に河南で雪が降るとは思ってもみなかった。


■ 2006年11月25日。ここ英豪ではC2の09号が最も活躍している。ナロー&小型とはいえ、流せば迫力十分。


■ 2006年11月25日。終点の英豪で。奥の建物の中で積み込んだ石炭をおろす。


■ 2006年11月25日。終点の英豪で。石炭ガラを拾う人たちがC2に近づいていった。


■ 2006年11月25日。向陽のヤードは雪景色。


■ 2006年11月25日夕。向陽のヤードに揃った3台のC2。


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