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歌舞伎・劇作家 YUKIKO IWAGO

悠々人report

こゆきが出会った素晴らしき人々をご紹介します。


樋口了一さん



今回の悠々人は樋口了一さんです。

樋口 了一さんの簡単なご紹介

 1964年生 熊本出身、シンガーソングライター
立教大学在学中からブラックミュージックバンド等で活動し、1993年にメジャーデビュー。
水曜どうでしょうシリーズのテーマソングにもなった「1/6の夢旅人」「1/6の夢旅人2002」等の楽曲を発表。
歌手活動の傍ら、TOKIO、沢田研二、鈴木雅之、石川さゆり、郷ひろみ等に楽曲を提供
 2008年秋発売 「手紙〜親愛なる子供たちへ」
作者不詳のポルトガル語で書かれたこの詩は樋口さんの手によって命を吹き込まれ、多くの人々の心へ今届けられます。今年日本人の心を最も動かす歌として、聞く人の心に響き、感動の涙を誘っています。
年老いた親から子供へ託すそのメッセージ・・・「私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい」


樋口了一さんは、2009年1月から「樋口了一・ポストマンライブ」と称して、個人、団体問わず、全国各地でミニライブをスタートしています。フラッグにはこの歌に沢山の方々の思いが書き込まれています。




2009.6 大分市古国府「グランドホーム古国府」にて



 介護現場や在宅介護に携わる人たちの間で感動の渦を巻き起こし、今や爆発的な大ヒットとなった「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」の樋口了一さん。ボランティアで全国の介護施設などを回るポストマンライブで超多忙な樋口さんが、活動拠点のひとつである大分にいらっしゃった際、パーソナリティのマーサーさんのご好意でOBSラジオ「Dr.マーサーとカレイなる仲間たち」で共演させていただきました。
ヒットメーカーである樋口さん。凄い方だということで緊張していたのですが、本当に気さくな方で、たちまち大ファンになってしまいました。

 江戸川乱歩の「人間豹」を基にした歌舞伎「江戸闇妖鉤爪」の話をしたら、なんと樋口さんが子供の時に始めて読んだ乱歩作品が「人間豹」だったとのこと。また、マニアックな・・・と思ったら、表紙の絵が怖くてジャケ買いならぬ表紙買いしてしまったとのこと。

 収録の後半はもちろんヒット中の「手紙」に関するお話。
私がこの歌と遭遇したのは3月始めに父を肺癌で亡くして一ヶ月くらいあとのことで、初めて聞いたときは、繰り返し押し寄せながら次第に高まっていく波のように熱いものが胸に迫って、フラッシュバックする父の顔と情景が次々と浮かび上がってきました。
誰もが思うことと同じ、「どうしてもっと優しくしてあげられなかったのか」という後悔の念・・・そんなお話をしました。

 収録直前に樋口さんから「お父さんの夢を見ますか?」と聞かれました。
「亡くなってからは見ないですね。ものすごく具合が悪かった時に、有り得ないほど溌剌とした姿で出てきたので吃驚して、あれ? 元気やん。治ったん?」と言った夢を見ましたと答えると、「それはお父さんからのメッセージですよ。これが本当の姿だから、大丈夫だから、と」

 前回の番組収録二日後に父が亡くなり、そして今回の収録の二日後に、独り暮らしになった母を近くのマンションに呼び寄せる引っ越しの日と決まっていました。
引っ越し荷物をまとめていると、母の昔の手紙が山のように出てきたのです。
偶然手にした手紙は独身時代の父から母へ送った恋文でした。
それで実は収録の時にバッグの中にこっそりこの手紙を持ってきていて、樋口さんにお見せしたら、「これはすごい。昭和26年のお父さんのラブレター。娘には見せない歴史があるんですねえ。父親である僕もそうだけど」と。
とても素敵なひとときでした。父も照れながら喜んでいると思います。有難うございました。



2009.7.4 ON AIR
ラジオOBS大分放送
「Dr.マーサーとカレイなる仲間たち」
スタジオにて





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