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歌舞伎・劇作家 YUKIKO IWAGO

悠々人report

こゆきが出会った素晴らしき人々をご紹介します。


筑紫哲也さん


「悠々人」 今回は大分県出身ジャーナリスト筑紫哲也氏の登場です。

 6月27日、大分市戸次(へつぎ)本町で、「戸次本町まちづくりシンポジウム」が開催されました。
戸次本町は、城下町と対置される在郷(ざいごう)の中心として形成された数少ない在町(ざいまち)で、江戸末期から明治・大正にかけて繁栄した頃の風情を残す建物が多くあります。
歴史ある街並みを生かした地域づくりに取り組み、にぎわいのある交流・観光拠点を目指している戸次本町。
 今回のシンポジウムは大分市指定有形文化財「帆足本家酒造蔵」で開催されました。
パネリストはジャーナリストの筑紫哲也氏、大分市長・釘宮磐氏、戸次本町街づくり推進協議会会長・小栗栖法秀氏、帆足本家「富春館」館長・帆足耕一郎氏。

「街を開発するというのは古い建物を壊して建て直すことだけではない」
「古い建物を修復して“新しく古くなっていく”こともできる」
「地方や市民が主体となって特色ある街づくりを」などが語られ、訪れた人々は熱心に耳を傾けていました。

 こゆきも噂には聞いていた帆足本家の立派さは想像以上でした。
お城かと思うような酒造蔵、端然としたお庭。数々の骨董品・・・
屋号の「富春館」は頼山陽が命名したとのこと。
また、帆足家は豊後竹田の文人画家、田能村竹田の良き理解者であり、富春館は多くの文人画を楽しむ自由人たちのサロンだったとか。


 

 

 さて、その「富春館」内、明治蔵CAFE「KURA 桃花流水」にて、日田市出身の筑紫氏にご挨拶させていただく機会を得ました。
なんといっても、秋の大分県民芸術文化祭オープニングステージの舞台は日田。
こゆきは、天領として栄えた江戸末期の日田を舞台にした「天領ラプソディ・人形師、三吉の恋」という脚本を創作したので、一言ご挨拶を申し上げたいという願いがかなったのです。
「史料を調べるのが大変だったでしょう」
「に、にわか勉強で申し訳ありません^^; 日田方言が難しくて・・・」
「そう。日田の方言は大分とは違って博多弁に近いんですよ」
夢のようなひと時でした。 あれッ? もしかすると本当に夢だったのかも^^;



筑紫さんは2008年11月7日お亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。




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