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歌舞伎・劇作家 YUKIKO IWAGO

これまでに出会った素晴らしい人々や楽しい出来事を・・・今更日記にアーカイブ!

「ほっとはーとOITA」


 TOS「ほっとはーとOITA」収録の日田ロケーション

 県芸術文化祭オープニングステージ「天領ラプソディ、人形師・三吉の恋」を皆様に 観ていただくために、「一体どんな芝居なのか」をご紹介する9月19日放送のTOS「 ほっとはーとOITA」の収録が、2004年の残暑厳しい8月中旬、日田市内にて行われまし た。
15分のテレビ番組ですが、スタジオから飛び出したロケ隊は、日中は日田市内、夜は 大分市での練習風景の撮影と、終日かかって収録をしました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
ここでご紹介する写真は、岩豪が脚本を書くに当たって、日田の文化を知る上での貴重 なアドバイスを下さった方や、インスピレーションを受けた場所を再訪問した時の模様です。

 亀山亭ホテルにて、女将さんに日田の風土、文化についてのお話を伺う。
 
 岩豪「日田を知るためには、まず女将さんに会いなさいと言われてお尋ねしました。
他県からお嫁に来られた女将さんが日田を熱く語られる姿に感動したんです。この素適 な女将さんを夢中にさせる日田の魅力って一体なんだろう?というのが第一印象でした」
女将さん「ただもう、私は日田が好きで好きでたまらないんですよ。一人でも多くの方 に日田の良さを知っていただきたいと心から思ってるんです」

 三隈川沿いのロケ。
 
 グルメ旅行の撮影ならなあ・・・(とは、丁稚の独り言)
ディレクター「川沿いを歩きながら自然な感じでお喋りしてください」
わー! なんだか女優さんになった気分!
でも相手の顔を見て会話しながらカメラを意識しないで歩く、というのも慣れないとギ コチナイもんですね。
カメラを見てはいけないけれど、あの位置から撮ってるんだなと意識してないと変な方 角向いちゃうし、蟹の横歩きになっちゃうし・・・
岩豪「私さっきから同じことばっかり言ってるみたい」
後藤美和キャスター「だ〜いじょうぶ、だ〜いじょうぶ!」
美和さんとは2年前のオープニング「宗麟南蛮絵歌留多」の際の「おはなしマイク」以 来の再会。
さわやかな微笑が緊張をやわらげてくれます。
日田祗園に来たときの三隈川は夕暮れで情緒があったけど、朝の三隈川も緑に映えてい い感じでした。


 
 草野本家にて奥様にインタビュー・・・・
 草野家がここに屋敷を構えたのは元禄の初め。明治の末期まで製蝋業を営んでいた旧 家で、大分県最古の商家として県指定有形文化財となっている「なまこ壁」の建物は天領日田の風情を感じさせます。三百年に亘って蒐集された豪華な人形は3月の雛まつり 、5月の端午の節句など年4回公開され多くの観光客が訪れます。

 実は、昨年の天領まつりに伺った時、草野本家にゆかりのある人で、日田のアベベと 言われた豆田が生んだ伝説のマラソンランナーがいたということを知り、奥様にお訊ねしたところ、「豆田のイッツアン」と親しまれた板谷市蔵(いただにいちぞう)さんの 古い写真やオリンピック候補になったときの大正5年の新聞記事を見せてくださいました。
車引きをしていた豆田のイッツアン・・・「無法松の一生」みたいなドラマになりそう ! ぜひ芝居の登場人物のモデルにしたい!・・・ということで誕生したのが三吉の親友の「韋駄天の鉄」。
鉄の職業は飛脚で、博多まで一っ飛びするような人並み外れた足の速さ。偶然ですが、「いただに」=「いだてん」も語呂が似てますよね。
今回の収録は、豆田のイッツアンのことを改めて奥様にお聞きするという企画で、奥様 は私たちを豪商の贅沢な暮らしを窺い知ることのできるお座敷に案内してくださいました。

 豆田町を歩きつつ・・・
 

 例によって、町をそぞろ歩きながらお喋りをするという設定。
お店の人や観光客が何の撮影かと興味津々。
歩きは少し慣れたけど、喋りは・・・
おばちゃん「お茶飲んでいきませんか? あれ? 何かの撮影? 写ったら悪いから引 っ込んどこうか?」
どうも申し訳ないです。


 最後に日田祗園会館。 
 

日田祗園会館にて日田祗園山鉾振興会会長にお話を伺う。
豪華な山鉾が保存されています。
山鉾には歌舞伎や人形浄瑠璃の一場面を再現した等身大の人形が乗せられる・・・これ を知って、主人公は人形師にしようと思いました。
思い通りの人形ができずに悩んでいる若い人形師、三吉。旅まわり一座の女役者に一目 惚れして彼女をモデルに人形を作ろうと決心する。しかし、一目惚れされた女役者、弁天のお菊は実は・・・。
そう、ここ祗園会館で主人公、三吉が生まれたのです。
後藤会長に山鉾や人形についての歴史的なお話をお伺いしました。
人形師が女の人形を作るときは、特別な想いが入るらしいとのこと。
ある人形師さんの作った女の人形の顔は皆同じ顔をしている・・・と。
会長「そらあ、男の人形と違って女の人形を作るときは自分の想いが入りますよ。そり ゃあなんたって・・・」
初めて間近で見せていただいた女の人形の顔。三吉が作った人形の顔のように美しく艶 めいていました。
 ご協力くださった皆様、スタッフの方々、心より厚く御礼申し上げます。

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