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歌舞伎・劇作家 YUKIKO IWAGO

舞台シナリオSCENARIO


古代宇佐物語「天の冠地の杯」


第3回大分県民芸術文化祭オープニングステージ

初演
古代宇佐物語「天の冠地の杯」
平成13年9月30日(日)
大分県立総合文化センター グランシアタ

再演
平成14年10月20日(日)
宇佐文化会館・ウサノピア 大ホール

原作・脚本 岩豪 友樹子
演出 吉祥 じゅん
振付 麻生 和江


あらすじ

 8世紀初頭、豊前の国字佐。
 腕自慢の工人・赤麻呂は宇佐八幡弥勒寺(みろくじ)の建設をめぐり、渡来人の子孫・スソコリと対立するが、 いつしかその技量と人柄にひかれ、友情が芽生え、ふたりカを合わせて立派な寺を建てることを誓い合う。
 折しも隼人の乱が勃発、朝廷は一万余の大軍を派遣してこれを鎮圧した。大和軍に滅ぼされた隼人王の遺児・畝 火(うねび)とウズラの姉弟は、戦勝に沸く祝賀の宴に忍び込み、征討将軍暗殺を図るが失敗、スソコリと赤麻呂 に助けられる。傷を負った畝火を看病するうち、恋に落ちた赤麻呂は弥勒寺建設を断念、姫島へ渡っておたずね者 の姉弟と共に生きることを決意する。いつの日にか放生会での再会を約束して別れる赤麻呂とスソコリ。
 かたくなに心を閉ざしていた畝火も赤麻呂の献身的な愛にやがて心を開いてゆく。あくまで大和への復讐を誓う ウズラはそんな姉に反発し、単身、島を脱出する。
 工人の誇りを捨て、恋を選んだ赤麻呂に失望するスソコリ。だがそのスソコリもやがて、豪族宇佐氏の娘・花が たみと出会い、身分違いのかなわぬ恋をしてしまう。苦悩するスソコリ。
 時は流れ、出世の階段を登り、東大寺大仏殿建立に携わるまでになったスソコリ。流れ者の大工となった赤麻呂 。はるばる奈良の都に大仏殿開眼供養を見物に来た赤麻呂は、思いがけずウズラに瓜二つの青年僧、弓削道鏡を見 かける。やがて道鏡は称徳天皇に信頼され法王の位に登りつめ、宇佐八幡の神託と称して天皇の地位を狙うが失脚 、坂道を転げ落ちるようにして配所で一人寂しく死んだ。
 そして現代。宇佐神宮境内の遺跡発掘調査において弥勒寺の金堂礎石が発見された。そのとき発掘された瓦には 「赤麻呂」という三文字がヘラで刻み込まれていた。




CAST
マスク(仮面)プレーヤー

森田 千春 (スソコリ)
工藤 和之 (赤麻呂)
上田 純子 (畝火)
吉祥 じゅん (ウズラ・花がたみ)
麻生 和江 (女村主)
東 小百合 (弓削道鏡)
溜  尚孝
柳井 志保
山盛 一彦
横田 ゆきの








ボイス(声)プレーヤー

松清 貴樹 (スソコリ)
安部 証  (赤麻呂)
乙津 美幸 (畝火)
古屋 智子 (ウズラ・弓削道鏡)
倉垣 優子 (花がたみ)
猪股 正明
井上 典久
知念 識人
黒岩 由佳子
横川 みゆき
首藤 順子(ナレーション)
ヴォーカル(Lucy&JUN)

伝統芸能出演団体
宇佐神宮和間放生会委員会
和間文化財愛護少年団
蓬莱雅楽会
韓国伝統舞踊・柳会(ポドルフェ)
豊後くれない太鼓

 
弥勒寺軒平瓦(赤麻呂銘)          呉橋


弥勒寺北限大溝 (写真資料 宇佐神宮庁)






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