その2
 チロは、とっても恐がりなんだよ。お客さんが来たら、どこかに隠れて絶対に出てこないんだ。雷がなったら、大変!おうちの中で隠れる所を捜して、大騒ぎだよ。ママは、「きっと、恐い目にあったのね。かわいそうに。」って、言ってるよ。チロがここに来た時は、がりがりにやせてたから、きっと苦労したんだね。
 チロの鼻は、ちょっと特徴があるんだよ。初めて病院に行った時、先生がチロの顔を見て、「猫の顔もいろいろあるんだね。トナカイの鼻みたいだ。」って言ったんだ。それを聞いたチロは、先生の手を噛んじゃった。先生ごめん。
【チロ】
 末っ子のジュンは、2年前2歳で、僕たちの仲間入りしたんだけど、ママはみんなとうまくやっていけるか心配してたよ。でも、何だかとっても幼稚で憎めないから、仲間にしてあげたんだ。
僕は、7キロ過ぎのちょっと太めだけど、ジュンは4キロのチビなんだ。
 病院に行ったときに、先生にママが「成猫だったけど、うまく仲間入りができました。」って言ったら、先生が「ボーっとした猫だと、うまくいくようですね。」ってさ。う〜ん、言えてる。
 でも、お家の中では、一番若いから元気いいよ。階段も最後は2段抜かしだし、歩かないで、小走りなんだ。よく、走ってツルって滑ってるよ。
【ジュン】
【やきもち】
 僕たち、猫族はやきもち焼きなんだ。誰か他の猫が頭なでなでされて可愛がられてると、密かにやきもちを焼いてる。だから、新入りが来た時は、ママは結構気を使って、先住猫を立ててるみたいだよ。僕たちは、僕たち専用の猫扉を持ってて、お庭に出られるので、嫌なことがあると、なかなか帰らない。だから、ママは新入りさんが来たら、僕たち先住猫が家出しないように、僕たちを以前よりももっと可愛がってくれるんだ。大変だね。
 ママのお友達のところに、デッカチという中型よりもちょっと大きい太った犬がいるんだ。デッカチは自分のうちにも猫がいるから、猫族に理解があって、とてもおとなしくていいやつなんだ。そのデッカチが遊びに来た時、ちょっとした事件があったんだ。ママが遊びに来たデッカチを可愛がっていた時、近くにミミがいたんだ。ミミは一生懸命ママを呼んでたんだ。でも、ママはミミの声が聞こえなくて、デッカチばかり可愛がってた。そしたら、ミミがデッカチの背中に飛び乗ったんだ。(ミミとデッカチの距離は相当あったのに。)デッカチは、「キャーイン」と泣いて、腰を抜かしてしまった。うちの猫ファミリーで一番弱いミミが・・・・。ママはとってもビックリしていた。後で、ミミに聞いたら、「だって、あんなにママを呼んでるのに、デッカチばっかり可愛がるんだもの。悔しかったのよ。」って言ってた。デッカチごめんね。 
作者 ギンタ